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チェーザレ 破壊の創造者(9) (KCデラックス)

チェーザレ 破壊の創造者(9) (KCデラックス)

チェーザレ 破壊の創造者(9) (KCデラックス)

作家
惣領冬実
出版社
講談社
発売日
2012-04-23
ISBN
9784063766295
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チェーザレ 破壊の創造者(9) (KCデラックス) / 感想・レビュー

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ケイ

教皇庁は対立していたナポリと手を結ぶ。暗躍したのはローヴェレ。教皇側にはナポリと結ぶことでコンスタンティノープル奪還のための十字軍の編成を期待でき、ナポリは正統な後継者を教皇のお墨付きで決めることができるからだ。しかし、フィレンツェ、ミラノ、ナポリの三国同盟は解消となり、メディチやボルジアの立場も微妙となる。ミラノやその周りがどう出るかが今後を決めることになり、その中心にいるのがフィレンツェとなりそうだ。だが、ロレンツォの病状は最悪で、教皇より早く死ぬことになればローヴェレの思うがままになってしまう。

2014/12/28

星落秋風五丈原

レオナルド・ダ・ヴィンチはミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァから命を受けて騎馬像製作に着手していたが、馬の部分の原型像(粘土製)が完成した状態で戦争のためブロンズ化は中止される。本巻ではダ・ヴィンチが中止を命じられるシーンが登場。勿論ダ・ヴィンチは反対するが、その時ルドヴィーゴ・スフォルツァが「敵が攻めて来た時にあの騎馬像が蹴散らしてくれるとでも言うのか!?」 と言い、ダ・ヴィンチはならば騎馬像を転用して兵器にすればどうなるか、というアイデアを膨らませる。将来の科学者と為政者との関係を表している。

2018/12/29

mocha

イタリアの平和を支え続けたナポリ、ミラノ、フィレンツェの三国同盟が消滅。揺らぐ半島。次期教皇の座を狙う二人の戦いも烈しくなってきた。ジョヴァンニ・デ・メディチの枢機卿就任が鍵を握る?ミケランジェロも登場。

2021/01/22

honoka

アンジェロはやはりただのポヤヤンではなかった。アンジェロの母親すっごい美人だ。いやソコではなくて、どうやらジョヴァンニの側近になるらしい。最初の印象と全く異なるのがこのジョヴァンニだな。

2016/06/27

ベル@bell-zou

ジュリアーノの策略により、ナポリと教皇庁の同盟が結ばれ、ミラノ、フィレンツェとの三国同盟は崩れる。が、事前に知っていたという以上に動じないロドリーゴ。見応えあるタヌキジジイ対決だ。ロレンツォ・デ・メディチの度量。「その自由さと寛容さがこの都市を(フィレンツェを)これまでに発展させた」。ジョバンニの側近になる決意をしたアンジェロ。癒やし系コンビだなぁ。◆あとがき〜『チェーザレ』の世界。気候変動、疫病の流行、皇帝と教皇。こういう切り口なら世界史の勉強も熱心にした…かもしれない。

2019/09/01

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