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チェーザレ 破壊の創造者(10) (KCデラックス)

チェーザレ 破壊の創造者(10) (KCデラックス)

チェーザレ 破壊の創造者(10) (KCデラックス)

作家
惣領冬実
出版社
講談社
発売日
2013-03-22
ISBN
9784063767957
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チェーザレ 破壊の創造者(10) (KCデラックス) / 感想・レビュー

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mocha

わがまま坊っちゃんだったジョヴァンニ・デ・メディチもすっかり大人びて、ついに枢機卿に。チェーザレの計らいでジョヴァンニのお付きとなったアンジェロも、共にローマへ。若者たちの旅立ちの巻。

2021/01/22

星落秋風五丈原

ロレンツォ・デ・メディチの悲願、次男ジョヴァンニがピサ校の卒業試験に臨む姿が描かれる。卒業直後、チェーザレはジョヴァンニに猊下と呼びかけ失礼を詫びる。「おまえと私の仲で今更そのような堅苦しいことなど」 と言いかけたジョヴァンニも何かに気づいたように礼を返す。同様に実家でジョヴァンニを迎えた兄ピエロも猊下と呼びかけ枢機卿となった彼に跪く。何度か青春時代の終わりを示唆するエピソードがあったが、本巻がとどめである。アンジェロもチェーザレの密偵として、表向きはジョヴァンニのおつきとしてローマに向かう。

2018/12/29

honoka

帯が…二枚重なっている…ラッキー♪ そんなことよりジョヴァンニの枢機卿就任、緋の衣を身に付けて民衆の前に立つ姿は良かった。ラファエーレ猊下お気に入りの彫像の大事には笑うしかなかった。チェーザレとミゲルが馬上でアンジェロを振り返り微笑むシーンに溜息。

2016/06/28

neimu

読み終わって余りの爽やかさにため息。いつもは何だかなあと考え込んだりするのだが。世界史に名だたる人がさりげなく日常生活を送っている、その接点に生きていたルネサンス人の、それぞれのきら星のような出会いが歴史を紡いだのだと、改めてしみじみ。彼らには彼らの青春があり、思いがあり、理想や友情、喜怒哀楽があったことを、原因と結果に集約される歴史の表層では感じ取ることが出来ない。作家の感性に裏打ちされた時代を読み込むことは、読者にとっては新しい世界を見出すきっかけになる。気持ちよく読めた10巻、老母の誕生日の今日。

2013/03/23

眠る山猫屋

第一部完結なの?確かに時代の変遷期、学生たちの自由の終わりは、少し寂しく、また遠く…  それぞれが新天地での生活に向かい、別れと再会を繰り返す。 みな無事に再会する日はくるのだろうか…

2013/08/24

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