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女帝の手記(5)<完> (KCデラックス)

女帝の手記(5)<完> (KCデラックス)

女帝の手記(5)<完> (KCデラックス)

作家
里中満智子
出版社
講談社コミッククリエイト
発売日
2015-05-13
ISBN
9784063771916
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女帝の手記(5)<完> (KCデラックス) / 感想・レビュー

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まぁねぇ

いやあ降り幅が極端な女性でした。教科書で説明された天皇と道鏡の関係も里中説が私にはしっくりと来ました。

2019/11/02

getsuki

新装版購入にて再読。仲麻呂の野望は潰え、阿倍は再び天皇に即位するが、道鏡を愛するあまりに位を引き上げてしまう。阿倍は天皇家の人間、政治家として見れば今いちなのだが、ひとりの女性として男性から見れば「可愛い女」だったと思う。藤原家という実家を持つが故に翻弄された女帝。後世の評価はちょっと貶めすぎですよね、道鏡ともども。

2015/05/29

荒野の狼

最終巻は巻末の年表によれば西暦762-772年(阿倍が44-52歳)をカバー。阿倍が堂々と藤原仲麻呂と対峙、恵美押勝の乱(戦場の地図入りp72)を経て、独立した女帝ぶりを示すが、道鏡には愛ゆえに、彼を法王にし天皇と同等の待遇すら与えようとする(「あなたは私が与えるものを素直に受けとめてくれる。自分からはなにも求めない。だから、もっともっと与えたくなるp136」)。このあたりの阿倍の行き過ぎた言動は、父・聖武天皇が晩年に東大寺大仏に示した行き過ぎた行為に似たものがある。

2021/06/18

pocco@灯れ松明の火

道鏡は天皇にのし上がろうとしたのか、女帝に寵愛されていたからと見るのか? 想像は自由。里中満智子さんの解釈も綺麗な終わり方だと思う。この道鏡なら、由義に七重の塔も建立出来ただろうと納得する。

2018/11/21

餅屋

里中歴史ロマン、阿倍内親王の最終巻■専制が進み、仲麻呂派か否かの時代に見えるが、実態は光明皇太后の後ろ盾が無くなり不安定だったのかもしれない。出家後の政治力は如何ほどか⁉ようやく中央復帰した吉備真備に「協力してほしいの。仲麻呂を倒したいの。」反応は「!」のあと具体的な献策が出ている。腹が座った後は「恵美押勝の乱」にも案外あっさり対応、藤原北家の蔵下麻呂と宿奈麻呂(のちの良継)も活躍。その後は、いいように仏教勢力が急拡大したようだ。仲麻呂も道教も実態は分からないものの歴史ロマンとしては良作です(1992年)

2023/08/26

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