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月に吠えらんねえ(6) (アフタヌーンKC)

月に吠えらんねえ(6) (アフタヌーンKC)

月に吠えらんねえ(6) (アフタヌーンKC)

作家
清家雪子
出版社
講談社
発売日
2016-10-21
ISBN
9784063881936
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月に吠えらんねえ(6) (アフタヌーンKC) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

表紙はアレだが、内容は・・・とても美しく悲しい。目を覚まさない朔(萩原朔太郎)を囲むミヨシ、チューヤ、釈先生。朔から離れられないミヨシ君は兎も角、他の二人は意外なメンツ。🔲街を救うべく行動を開始する三人。詩歌が人格を持つ世界に現れた謎の縊死体の正体は戦争を昇華賛美する時代の無意識なのか、否、そんな単純なものではなさそうだ。朔の中に入り込み世界を歪めていく?絡め取られていく人々が悲しい。朔は白さん(北原白秋)の為に縊死体を受け入れたが、報われない思いは微かに届いたかにも見えた。それを見ているしかない(続)

2022/03/06

mm

はぁーふぇーへぅぅーほぁ〜〜疲れた。6巻まで読み終わる。戦争に加担する事は、その時代に生きた人にとっては生活と結びついた必然でイデオロギーの問題ではない事もある。詩・歌・俳句の意味を有用性に還元すれば戦意向上が使命のように感じられる。戦争中にこそ今までより多くの詩歌が出版された。それは個人の責任なのが??戦争は過ぎ去れば忘れたいという想いも真実、忘れてはいけないし償いをしたいと思う思いも真実。最終決着は個人に還元されるものもあろうが、そのレベルに落とすべきではないものを見ないフリしてはいけない。

2017/03/13

えも

いよいよ□街に起きている謎が明らかになり、今回はその対応。ミヨシ君の大活躍、見直したぜ。チューヤも良く見てるし、釈先生は切れるね。ただ、最後の朔くんが気になるが▼巻末のキョシ、「大悪人」が切なくて、これもまた良し

2017/07/22

ぐうぐう

「結局何なんですか その縊死体は」「戦争詩歌…いや それだけではない あの時代そのものなのかもしれません 戦争詩の時代…日本の暗黒時代 かつ 社会的存在価値としての詩歌の黄金時代…?」時代と国民が詩人に戦争翼賛を求める。「俺には思想がない 生活のみがあるのだから その生活がいつの間にか戦争に支配されていたなら それに合わせるだけのこと」犀は、そう嘯く。いや、本音か。その弟子であるシゲが、黒いマスクをして登場する。「俺は翼賛詩は書けない 詩はプロレタリア詩しか書けない だから俺は声を出せない」(つづく)

2017/08/20

かやは

生活者が芸術家を蔑み、羨む。 芸術家は生活者を見下し、焦がれる。この関係性、すごく、良い・・・

2016/12/18

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