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瑕疵借り

瑕疵借り

瑕疵借り

作家
松岡圭祐
出版社
講談社
発売日
2018-05-17
ISBN
9784065118115
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ジャンル

瑕疵借り / 感想・レビュー

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とん大西

覚悟して逝った人、無念を残して逝った人、静かに逝った人。生前の想いが色褪せない終の住処。瑕疵借り人の藤崎を通して初めて交じりあう逝ってしまった彼らの心奥と残された家族達の失意。切ないながらも温かい四編。『土曜日のアパート』が一番好みかな。地味な感じはするけど、出会いや思慕って案外こういうものかもしれない。じんわり沁みます。

2018/10/31

takaC

予想に反して先月読んだ文庫と何ら変わらない内容だった。違いは文字の大きさと本の重さと価格だけ。同時刊行なら大抵の人は文庫本を買うだろうに。

2018/10/23

ゆみねこ

訳あり物件に住み込む藤崎という男。「土曜日のアパート」「保証人のスネップ」「百尺竿頭にあり」「転職のテンキー」連作の四編、どれも良かったです。原田ひ香さんの「東京ロンダリング」と読み比べると面白いかも?私はこちらの作品が好みです。

2018/10/03

うどん

切なくなりました。藤崎さんがよかったです。

2018/10/19

itica

自殺、変死、行方不明など特殊な事情で空きが出た賃貸住宅を瑕疵物件と言う。そのようないわく付の部屋に即日入居し、緩衝材と言うのか、それらの事件の匂いを薄める役割をする専門の人がいるらしい。「東京ロンダリング」はその専門の人たちの生活や内面を描いていたが、こちらは藤崎と言う瑕疵物件入居者が問題解決をする、ちょっとミステリー風でもあり、せつなくも心温まる話になっているが、何しろ人が亡くなった後からの話なので、私の好みとは言い難かった。4編の中で一番印象的なのは「百尺竿頭にあり 」、ひたすら辛かった。

2018/06/17

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