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掟上今日子の備忘録 (講談社文庫)

掟上今日子の備忘録 (講談社文庫)

掟上今日子の備忘録 (講談社文庫)

作家
西尾維新
出版社
講談社
発売日
2018-07-13
ISBN
9784065121634
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西尾維新デビュー20周年記念ロング・ロングインタビュー 20タイトルをキーに語る、西尾ワールドの変遷(第3回)

『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』(西尾維新/講談社)

 昨年、作家生活20周年を迎えた西尾維新が、セレクトした20タイトルとともに、その道程を振り返るロング・ロングインタビュー。第3回は、『悲鳴伝』『掟上今日子の備忘録』『美少年探偵団』『少女不十分』――設定も作風も長さも文体もまったく異なる、この4作品について。自ら設けたさまざまな「縛り(ルール)」を楽しみながらクリアしていく作家のマインドとスキル。驚いた読者も多いのではないか。

(取材・文=吉田大助)

ロングインタビュー 第3回 ⑧『悲鳴伝』 ――13歳の少年が「人類の敵・地球」と戦うヒーローものにして、西尾維新史上、最長巨編。あまりに壮大で奇想天外な設定は、逆転の発想とある使命感から生まれた。 『悲鳴伝』(西尾維新/講談社)

──2012年10月25日午前7時32分31秒から54秒までの23秒間、のちに「大いなる悲鳴」と呼ばれることになる音の災害によって人類の3分の1が絶命する。実はその悲鳴は、地球による人類への攻撃だった。どんなことにも心を動かさない性質の持ち主である13歳の少年…

2023/2/19

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掟上今日子の備忘録 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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K

文庫版で読了。寝る度に記憶がリセットされる異色の探偵、掟上今日子の"備忘録"を覗き見てきました。短編で読みやすく、ミステリを読んだこと無い方にもオススメです。何せほとんど一日足らずで謎が解ける(笑)とは言え今作は大方が失せ物探しのせいかまだまだ挨拶程度といった印象で、続くシリーズに否応なく期待が高まります。このような物語に惹き付ける力が西尾維新の真骨頂かと。「戯言」「物語」をある程度読了した身としては、また読みたい本が増えてしまったと嬉しい悲鳴を上げてしまいます。次作の文庫化を心待ちに。

2018/10/30

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

一度寝てしまうと今までの記憶がリセットされてしまう忘却探偵、掟上今日子シリーズ。文庫化を機に今更ながらこれまで読んでなかった初巻を読んだ。ドラマで観たやつもあったから、ああ、そうだったよねーって感じでした。このシリーズは長編もあったり、冤罪体質の隠館厄介が出てこない巻もあるけど、厄介が語り部となった短編形式が一番しっくりくる。サクッと読めていいよね。それにしても今日子さんって、初巻から肉食系女子だったのね。(笑)★★★+

2018/08/20

佐島楓

ミステリというよりキャラクター小説という印象が強いのは、今日子さんの特異体質のせいだろう。彼女の症状はいつからで、原因は何なのか、また彼女を探偵に仕立て上げたのはどこの誰なのか、気になるところである。

2018/07/23

dr2006

面白かった!TVドラマや漫画を横目に、主人公が探偵で一日で記憶を失うというユニークな設定に大いに興味を惹かれていたが、講談社文庫版を入手できたので読んでみた。ヴィジュアルとジュブナイルはバイアスに過ぎず、実は良質な探偵小説だと思う。デジタル化の加速度が著しい今、記録や証拠の安易なデジタル化は脆弱だと心配している自分にとっては、今日子が翌日の自分宛に自分の肌に油性ペンでメッセージを書いて残す、というアナログな手法が凄く気に入った(笑)連作短編だが今日子と厄介の関係の進展も気になる。シリーズを追いかけたい。

2020/06/14

Kazuko Ohta

眠ればすべて忘れてしまうから、1日で片付けられる仕事しか引き受けない探偵。毎日「はじめまして」から始まるとは、映画『50回目のファーストキス』のヒロインのようですが、この探偵には忘却の人だという自覚がある。だから、体のあらゆるところに油性ペンのメモ書きが。可憐な女子がなんということを(笑)。彼女の依頼者となる巻き込まれ型男子の主人公は、彼女を思うあまり、要らんことまでする。その言動が可笑しくて憎めません。『傷物語』の映画版を観なければそのオタクっぽい表紙からずっと敬遠していたであろう西尾維新。面白いです。

2020/09/07

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