腹が減っては夫婦はできぬ (モーニング KC)
「腹が減っては夫婦はできぬ (モーニング KC)」のおすすめレビュー
愛はあるのにすれ違ってばかり……夫婦のモヤモヤを解決するのは、「温かい食卓」を囲むこと
『腹が減っては夫婦はできぬ』(藤原撫子:マンガ、SHIORI:レシピ/講談社)
お互いを好きになって夫婦となり、理想の生活を築くはずだったのに、次第に会話がなくなったり、ちょっとしたことですれ違ったりしてしまう。「恋愛と結婚は大違い」と、筆者の周辺にいる既婚者たちは一様に口をそろえるが、なんだかんだと別れもせず生活を共にしていけるのは、人知れず夫婦間で対話を繰り返し、食卓を囲んでいるからなのではないかと思っている。
『腹が減っては夫婦はできぬ』(藤原撫子:マンガ、SHIORI:レシピ/講談社)は、9組の夫婦の姿を描くオムニバス形式の物語だ。夢や理想を持って結婚したはずの夫婦のすれ違いや、お互いが抱えるしんどさに触れつつ、温かな食事と優しい会話が、家族としての新たな関係を感じさせる。頼りない夫にモヤモヤしたり、妻の葛藤に「しっかり! 頑張れ!」とエールを送りたくなったりするが、どのお話も読後はスッキリと優しい気持ちになる。
例えば、第1話「ままならない」に登場する〈さやか〉は、おしゃれで優しい夫の〈りょう〉と、生まれたばかりの〈桃〉との生活を、
理想…
2019/4/7
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腹が減っては夫婦はできぬ (モーニング KC) / 感想・レビュー
テリトリーM
これは、誰に向けて描かれた話なのか。男目線?女目線?レシピ紹介を描くなら、もっと作りたくなるものを。夫婦の在り方を描くなら、もっとリアルなものを。なんか、もやっとする。
2019/06/26
きむたん
若いからなのか、仕事が出来る人たちだからなのか、こんなに簡単に歩み寄って分かり合えることなんて、できないよな。食事を一緒に作って仲直りなんて、あり得ないわ。”夫婦は、食わねど、高楊枝”。我慢して、頑張って、失望して、あきらめる。
2019/05/06
小夏
ただの雰囲気漫画。夫婦の悩みがこんなにもあっさり、なんのカタルシスもなく一瞬でいい感じにまとまるわけがない。あまりに現実味が薄く腹が立つ。レシピ写真も白黒でおいしくはなさそうだし、なにしろ食べたくなるようなエピソードでもないので目を通す気になれない。お料理漫画でもストーリー漫画でもなく中途半端、なぜ企画が通ったのか疑問にすら思ってしまう
2019/03/08
nyanko51
いろんな形の夫婦がある。近くにいるから余計に言えなかったり言いすぎたり。リアル。ときどき読み返したくなる話。
2019/04/26
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