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目撃

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作家
西村健
出版社
講談社
発売日
2019-05-23
ISBN
9784065156063
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目撃 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

西村さん初です。噓から出た真って言うのか?これは。途中までは電気メーター検針員の仕事も大変だぁ。別居中の夫が怪しいの?なんて軽く読み進んでいたら、あら?あらら?え?って誰なのー!誰かの気配を感じる事の気味悪さを堪能しました。まさかあの人まで・・いや、あの人が!って感じです。怒涛のラストスパートが凄い。面白かったです。

2019/06/26

おしゃべりメガネ

電気メーターを検針する検針員「奈津実」は高圧的な主人と離婚調停中にあり、1人娘と二人平和に暮らすために、日々悪戦苦闘しています。そんな折りに彼女が担当する検針エリアで殺人事件が発生し、彼女は警察に何かを'目撃'したと告げます。「電気新聞」にも掲載されたミステリーですが、しっかりと電力における検針業務はもちろん、他のコトにもふれており、なかなか興味深い作品でした。しかし、繰り返しな描写が何点か目立ち、やや中弛みな印象も否めなく、全体を通すともう少しコンパクトにまとめて、テンポよく書けたのではと感じます。

2019/07/15

タイ子

電気メーターの検針員が殺人犯人を目撃?!検針員の日常生活と、刑事、犯人それぞれの目線で展開するサスペンス。面白いんだけど、いかんせん長い!繰り返し部分がカットされればもっと短く読めると思うけど。検針員の奈津実は目下離婚調停中で子育てに追われながらも仕事に邁進中。そんな中、担当地区で殺人事件が起こりその後何者かの視線を覚え始め警護を要請。奈津実、刑事、犯人、それぞれの思惑が見え始め、そこからラストにかけての展開が面白かった!検針員のお仕事も大変ですね。電気新聞に連載か、なるほど!と思いながら読了。

2019/08/01

のぶ

西村さんは「地の底のヤマ」等の石炭産業を扱った作品で楽しんできたが、本作は雰囲気の違ったサスペンスだった。主人公は戸田奈津実。電気メーターの検針員の仕事をしながら幼稚園に通う幼い娘を育てていて、現在離婚調停中。彼女が仕事を担当している住宅街でストーカー立てこもり事件に続いて殺人事件が起きる。そんな環境の中、誰かの視線を感じるようになる。前半は奈津実の仕事の話や、私生活の話が中心でサスペンスは薄め。後半警察に相談し、刑事が動き出してから物語は動き出すが、印象として大きく残るような本ではなかった。

2019/08/09

buchipanda3

長編ミステリ。電気メータの検針員をする戸田奈津実は、仕事中に背後から誰かに見られている気がした。心当たりは自分の担当地区で起きた殺人事件。自分は何かを目撃したのだろうか…。序盤は読み易い感じですらすらと。出てくる人物がみな何か隠してる風で気になって先へと読み進めた。検針員の苦労話に思わずへえぇとなったり大変だと思っているうちに、事件の方では奈津実がどんどん追い詰められていく。終盤は各人の意図が幾重にも重なって大変な事態へ。ふとした思惑の結果がここまでに発展してしまったとは。

2019/06/26

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