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地獄の楽しみ方 17歳の特別教室

地獄の楽しみ方 17歳の特別教室

地獄の楽しみ方 17歳の特別教室

作家
京極夏彦
出版社
講談社
発売日
2019-11-29
ISBN
9784065173848
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地獄の楽しみ方 17歳の特別教室 / 感想・レビュー

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アキ

「言葉」についてやっぱり作家はプロですね。あと京極さんのお師匠さんは水木しげるなんだ。無意識に使っている現代の言葉をメッタ斬りしていて気持ちいい。過去も未来も存在せず、頭の中にしかないということ、「愛」という言葉のまやかしや、理不尽な勝負を挑まれたらルールを無効化するという方法論や、本の収納の仕方への「愛」についてどれも面白いです。小説の読み方に関して他人の意見なんか聞く必要は一切ありませんという言葉が一番気に入りました。「小説の場合、すべての誤読は正解なんです」これ、筋がわからない時に使わせて頂きます。

2020/02/01

keroppi

15〜19歳の聴講生に向けた特別授業。ここでいう地獄とは、現実世界のこと。つまらない本などなく、分からない自分がいるだけ。言葉を理解し、語彙を増やし、楽しく生きようと言っている。京極さんが一番嫌いなのは執筆活動だとか。嫌いな執筆活動から生まれた作品たち、楽しく読んでます。

2020/01/18

☆よいこ

2019年7月27日に講談社で行われた10代限定講座「たたかわないために~語彙と思考」を元に書かれた本。[第1部:言葉の罠にはまらないために]言葉はデジタルだから不完全。全ての読書は誤読。勝ち負けではない。世の中にいいことなんてない[第2部:地獄を楽しむために]正義の対義語。愛は執着、夢は薄暗いところで見るもの、絆は犬のリードと同じ。本を読め。嫌いなことをしないために頭をつかう。[一問一答]カオス。言霊。言葉は不幸か。勝負は無効化しろ。本の収納は愛。▽言葉はネガティブなのにすべてを包みこむ懐の広さよw

2020/04/06

佐島楓@執筆中

ななめに構えつつもまっすぐな京極先生の「言語」論。言葉を使っても人間ってのはディスコミュニケーションなもの。だからせめて語彙を増やしましょう、という教訓めいた本筋はあるものの、それ以外の脇に逸れた話題も含めとても面白かった。言葉を扱うわけだから当然小説家のスタンスというものも垣間見えてくる。個人的には本棚収納術が一番印象に残ってしまった(あの不可思議な書斎に一度お邪魔してみたいものです)。

2019/12/07

さくりや

面白かった!中禅寺秋彦は京極先生をかなり投影したキャラクターなのね、同じようなことを百鬼夜行シリーズで言っていたわ。文学と関わっていると作品世界が全て、言葉が全てと思い込みがちだが切り取ったほんの小さな世界なんだよなあ。「読むことによって…それぞれの心の中にすばらしい物語を生み出せる、そうした作品であるならば、それは傑作なんです」「自分を嫌っているのも自分ですから、その場合は嫌っているほうの自分を大事にしましょう」不確かで欠損だらけの言葉だけれど、大切にしていきたいと思う。

2020/01/07

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