性別にとらわれない“慧ちゃん”に翻弄される――押見修造が青春の暗部を描く『おかえりアリス』 「突然友だちが豹変してしまったら、自分はどうするだろう」――。『おかえりアリス』(講談社)を読み終わったあと、多くの読者は自分にそう問い直すのではないだろうか。同作は『ぼくは麻理のなか』や『惡の華』など、さまざまな思春期の“目覚め”を多く描い… もっと見る