KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

戦の国 (講談社文庫)

戦の国 (講談社文庫)

戦の国 (講談社文庫)

作家
冲方丁
出版社
講談社
発売日
2020-08-12
ISBN
9784065206287
amazonで購入する Kindle版を購入する

戦の国 (講談社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

hit4papa

桶狭間の戦いから大阪夏の陣まで、六人の戦国武将のターニングポイントを捉えた作品。主人公は、織田信長、上杉謙信、明智光秀、大谷吉継、小早川秀秋、豊臣秀頼です。様々な作品で語り尽くされているので、歴史小説ファンからするとハードルが高いテーマです。本作品集は、主役たちのモチベーションに光を当て、通説とは異なる解釈を持ち込んでいます。結果は覆すことができない歴史に如何にオリジナリティを表現するかが著者の腕の見せ所なら、本作品は成功していると言えるでしょう。登場人物らの心の機微に感動すら覚える純文学的な作品集です。

2023/04/13

大阪魂

解説読んだら「決戦シリーズ」ってゆーのがあって各作家さんが戦国武将を割り振られてその武将主人公の短編を書いてはったみたいなんやけど、そのうち冲方さん担当の短編を歴史順に並べて連作短編集にしはった本!主人公は桶狭間の織田信長、川中島の上杉謙信、本能寺の明智光秀、関ヶ原の大谷吉継・小早川秀秋、大坂の陣の豊臣秀頼!どれも新解釈な人物像ばっかりで楽しかったのと、戦に大事なんは「道」と「神がかり」そして兵、財、大義、信仰や!ってテーマで統一されてたん斬新やった!吉継の話が1番好き!あと秀頼、ほんまは名君やったんや!

2022/12/01

紫陽花

①覇舞謡(織田信長)、②五宝の矛(上杉謙信)、③純白き鬼札(明智光秀)、④燃ゆる病葉(大谷吉継)、⑤真紅の米(小早川秀秋)、⑥黄金児(豊臣秀頼)の6つの短編集で構成されています。それぞれは全く違う話なのですが、「道」という言葉で繋がっていました。私として最も気に入った作品は「覇舞踊」。桶狭間の戦いをするに当たり入念に準備し、気魄を持って前に進む信長の姿が描かれていて、読んでいてパワーをもらいました。

2023/05/21

優希

戦国の動乱機を駆け抜けた武将たちが格好良かったです。6人の武将たちの目で見た戦国が生き生きと活写されていて、より戦国時代を味わうことができると思いました。面白かったです。

2024/04/26

金吾

○6人の武将の内面を独白する形で進んでいきます。人間関係の切り口が独特であり面白かったです。「純白き鬼札」「深紅の米」「黄金児」が良かったです。

2024/03/18

感想・レビューをもっと見る