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言葉を離れる (講談社文庫)

言葉を離れる (講談社文庫)

言葉を離れる (講談社文庫)

作家
横尾忠則
出版社
講談社
発売日
2020-12-15
ISBN
9784065219096
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言葉を離れる (講談社文庫) / 感想・レビュー

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fwhd8325

エッセイですが、読み解くことが難しいと感じました。「少年文学の生と死」の中で、感性を捨てることについて書かれています。芸術は感性だけでは成立しない。感性を捨てることで普遍性に到達できると書かれています。この言葉、凄いと感じました。全体的に難しい内容にも思いましたが、三島由紀夫、黒澤明とのエピソードなど興味深い部分もあります。

2021/01/23

100

ホットゾーンを買いに行ったつもりが衝動買。横尾忠則による自身からの言葉の排除の奮闘記。横尾さんはスタンド使いだった…

2021/01/11

あーびん

読書には無関心な少年時代を送ってきたという著者。『金閣寺』には無駄な苦痛の時間を味わわされたとボロクソに言いつつも、三島とは通ずるところがあったようで三島との出会い~自決までの回想が印象的。言葉よりも感覚や行動が優位なのはやはり芸術家っぽい。

2022/02/12

ゆうすけ

名前は勿論知っていましたが一体何者なのかよくわかっていませんでした。で本書を読んでますますわからなくなりました。NYでピカソの絵を観てグラフィックデザイナーから画家に転向したエピソードが出てきますが小説も書いているし舞台芸術もされているそうです。読書からの経験ではなくては直接人に触れることによって得られるもの、それは本能とでも呼べばいいのでしょうか。芸術家にとってはまさに「言葉を離れる」ことで自由に創造的になれる部分があるということか。どこまで理解できたのか心許ない部分はあるが非常にレアな読書体験でした。

2021/03/07

オムロン

生涯見た映画をシュレッダーで裁断して、もう言葉は聞けない、その印象的場面の色の断片しかわからない。そんなイメージを繋げて映像にする。横尾さんが頭の中でそんな映画を妄想している。このシーンがp193の8行目から3ページ続くですが、これが本のハイライトです。

2021/09/18

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