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猫弁と鉄の女

猫弁と鉄の女

猫弁と鉄の女

作家
大山淳子
出版社
講談社
発売日
2021-07-28
ISBN
9784065237700
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猫弁と鉄の女 / 感想・レビュー

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ちょろこ

好き、の一冊。このシリーズはほんと好き。物語の登場人物、誰もが好き。もうこの世界に自分も置いてもらいたくなる、それぐらい好き。今作はその気持ちが終始溢れっぱなし。迷子の犬からの出会い、埋蔵金、議員選挙、杉林伐採、亜子との関係、母との面会、と盛りだくさんながらも全てが風呂敷が畳まれていくようなストーリー展開でお見事。誰もがきちんと自分の居心地の良い場所を得ていく様は自然の理に従うような感覚で心地良い。姫を迎えにくる王子さまは果たして何で迎えに来るのかな、馬車の変わりは何かな、次作の展開を想像するだけで幸せ。

2022/04/09

mariya926

新シリーズの第2弾。やっぱり猫弁は安心だし面白いです。途中でこうかも?と気がついたのはありましたが、バラバラに散らばっていたのが一気に纏まるのは読んでいて気持ちがいいですね。ちなみにポチがどこから来たのか?ちょっと気になります。まぁ確かに花粉症は何とかして欲しいですよね。その1億円で猫弁事務所を移転してあげて欲しかったです。

2022/11/03

ままこ

セカンドシリーズ2作目。今作も良かった〜!クスッと笑えて何が大切なのかきちんと伝わってくる。色んな問題を絡ませながら意外な繋がりが…。愛すべき愚直。百瀬と亜子ちゃんのやきもきしてた距離感がグッと縮んで嬉しい。あの過去からのサプライズはビックリ。飄々とした猫弁ワールドに心を揉みほぐされ温かさがじんわり沁みる。次作が今から待ち遠しい。

2022/03/18

aquamarine

今回は迷子のサモエドから始まって、置き忘れたカメレオン、そしてここ掘れワンワン?!一方で二世議員で鉄の女と呼ばれる宇野勝子のスギ花粉一掃の公約…。いつもながら振り回される百瀬ですが、どうして彼はこんなにも賢く一生懸命なんでしょう。最初はこいつ!と思ったような人が話が進んでいくうちにいい人だったことがわかるところもたまりません。いろんなことが綺麗にかみ合って新しく展開していくラストが凄く良かった。このシリーズは本当に優しさがいっぱいで読んでいる私も幸せになります。きちんと進展もあり今後もますます楽しみです。

2021/10/22

Ikutan

迷い犬を連れた老婦人のサポートをすることになった百瀬さん。老婦人にポチと名付けられたこの犬が庭を掘ったら..。いやぁ、やっぱり、欲のない百瀬さんですね。一方、鉄の女こと二世議員の宇野勝子は花粉一掃の公約を掲げて選挙に打って出る。先ずは、もえぎ村の杉林伐採に乗り出すのだが。立ちはだかるのは神出鬼没の守り神、木こりの森林蔵。宇野勝子の顧問弁護士となった百瀬さんだったが..。後半は、意外なところで全てがパズルの様に繋がって鮮やか。百瀬さんの私生活でも色々進展あり。盛り沢山の今回も、好い人ばかりでほっこり和んだ。

2021/08/31

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