猫は抱くもの (講談社文庫)
猫は抱くもの (講談社文庫) / 感想・レビュー
花ママ
猫の目線で人間を描いた5編からなる連作短編集。東京郊外にある青目川。そこに架かっている橋の中に、ねこすて橋という猫にとっては縁起の悪い名前の橋がある。しかしここでは、飼い猫ノラ猫の区別なく、いろんな猫たちが集まって、橋の上で集会を開く。それぞれの話には猫と人間の深い情愛が描かれていた。中でも、すごい絵の才能を持っているのに、色覚に異常がある男ゴッホと不細工な猫キイロの話が一番印象深く心に残りました。
2024/02/19
ますみ
★4★ 連作短編
2024/03/19
barcarola
猫と人間の物語。バラバラと思えるエピソードが実は繋がっているというあたり、なるほど「猫弁」の大山さんの作品であり、期待していた通りであった。
2024/04/06
kupukupu
猫と人のお話。 ほっこりするお話も有るけど、とても哀しいお話も有り、少し辛い読書となりました。
2024/04/01
武
ねこすて橋で夜毎 集会を開く猫たち。それぞれの猫に、それぞれの生き方やしがらみがあり、名前を付けてくれた大切な人との思い出がある。猫の視点からの物語と、飼い主の視点からの思いが語られる。なんとも切ない、ちょっと寂しい、でも心温まるお話たち。
2024/03/05
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