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あずかりやさん 満天の星 (ポプラ文庫 お 15-5)

あずかりやさん 満天の星 (ポプラ文庫 お 15-5)

あずかりやさん 満天の星 (ポプラ文庫 お 15-5)

作家
大山淳子
出版社
ポプラ社
発売日
2024-01-04
ISBN
9784591180389
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「あずかりやさん 満天の星 (ポプラ文庫 お 15-5)」のおすすめレビュー

大山淳子の人気シリーズ「あずかりやさん」最新作は、読者から “あずけるもの”を募集。今回「一日百円」であずかったものは?

『あずかりやさん 満天の星(ポプラ文庫)』(ポプラ社)

「一日百円」でなんでもあずかってくれる「あずかりや」。そんなお店がもしあったなら、何をあずけるだろう。

 大山淳子氏による人気シリーズ「あずかりやさん」の第五弾となる、『あずかりやさん 満天の星(ポプラ文庫)』(ポプラ社)が新たに刊行された。本作は、読者に“あずけたいもの”を募集するキャンペーンを実施し、応募作の中から“あずけるもの”を決めたという。今年で10周年を迎える本シリーズは、優しさと切なさが同居した味わいが魅力だ。

 プロローグを含む全5章の物語に、「あずかりやさん」が登場する。店主の桐島透は、視覚障害者で目が見えない。だが、そのぶん嗅覚や聴力などの感覚が鋭く、客の声だけで「いつ何をあずけにきた人か」を記憶してしまう。そんな彼のもとを、連日さまざまな客が訪れる。手の甲に金魚の刺青がある男性、したたかに酔って店内で嘔吐する女性、バレンタイン当日にやってきた中学生二人組。どの客も、その人にしか背負えない荷物を背負っている。

 客があずけるものは、実に多種多様である。私が特に心に残ったのは、…

2024/2/9

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あずかりやさん 満天の星 (ポプラ文庫 お 15-5) / 感想・レビュー

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たるき( ´ ▽ ` )ノ

まず表紙が好き。点字が星と一体になっていて、まさに『満天の星』。店主ももちろんだけど、そばで見守る相沢さんも大好き!私も一緒にご飯食べたい。

2024/04/17

ベル@bell-zou

ここにやって来る客たちはモノを口実に心配事や不安を預けていくのかもとシリーズ第五弾にして気付いた。やさぐれた心を預け上々とはいかないまでも悪くはない人生だった「金魚」(万能ナイフ)。盲目の店主の慧眼に唸る、笑顔を最後に見た「太郎ぱん」(やきそばパン)。ルイ、良かったね、本当に良かった(;_;)「ルイの涙」(マルチーズ♂)。覚えていることが最上のおもてなし、脳内再生は青春のリグレット♪「シンデレラ」(店主・桐島の祖父の霊)。安定のやさしさに癒される四篇。"さとう"暖簾は祖父の手作りだったか…。

2024/03/10

陽ちゃん

シリーズ5作目。やっぱりホッとします。特に一話目は冒頭から物騒な話だったのでどうなるんだろうとヤキモキしましたが、なるほどな結果になって良かったです。語り手があずけられたモノだったり、預けるひとだったりとと、視点が変わるのも面白いですよね。

2024/01/31

barcarola

文庫化されたのを機に再読。いずれもクオリティの高い短編集。中でも印象に残るのはやっぱり「やきそばパン」。

2024/01/08

蕭白

癒されました。

2024/01/05

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