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クジオのさかな会計士 (講談社文庫)

クジオのさかな会計士 (講談社文庫)

クジオのさかな会計士 (講談社文庫)

作家
ジャンニ・ロダーリ
内田洋子
出版社
講談社
発売日
2021-11-16
ISBN
9784065243107
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クジオのさかな会計士 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

ジャンニ・ロダーリの児童向け文学の内田さん訳の三冊目です。今回はどちらかというと詩などの短いものが多かったように思いました。イギリスのマザーグース的な感じの話も数多く収められています。いままでの中では一番楽しめたような気がします。このような作品を読んでいるとやはり原文のイタリア語で読んでみたい気がしてきます。

2023/02/22

クプクプ

久しぶりに楽しい読書になりました。ロダーリの工夫された文章に私の心は揺さぶられました。ロダーリは子供など人間を描くのがうまく、また子供の遊び道具を描くのもうまいです。生きものも幻想的に描きます。文中にロダーリが戦争をなくしたいという表現を使っていて、今、このタイミングで読めたことに感謝したいです。

2022/03/25

NAO

『チポリーノの冒険』で有名なイタリアの児童文学者の、詩と童話60篇。詩は、ちょっぴり風刺がきいたものや、子どもや自然を思いやる温かさにあふれたもの、シュールなのにどこかくすっと笑えるようなもの、ロダーリの人柄がしのばれる作品ばかり。童話の中でおもしろかったのは、表題作と、ヤンチャな双子の話。ちょっと口に入れたら心が温かくなるプチデザートのような、素敵な詩と童話でした。

2022/02/26

けいこ

イタリアの児童文学者、ジャンニ・ロダーリ著。どれも想像力を最大限に発揮してその世界に入り込む。クスッと笑えるもの、考えさせられるもの、ワクワクするもの、バラエティに富んだ詩や短文であっという間に読了。読み終わるのが惜しい。こんな世の中なので、『虹が出るのは嵐のあとだけです。嵐が来ないで虹が出たら、お祭りになるでしょう。戦争になる前に仲直りすれば、地球をあげてのお祭りになるでしょう』が心に刺さった。装丁の荒井良二さんの絵も最高に可愛い。

2022/03/17

らん

砂糖人間が住む国なんて素敵!と思いながら読むと最後はクスッと笑えたりクリーム味レモン味バニラ味のジェラートが口の中で溶ける描写の素敵さにうっとりしていたら実は深い話で。訳者あとがきにもあるようにドロップの詰め合わせのような小さなおはなしをそっと味わうように楽しみました。特に好きなのは「ゼロの勝利」自分に価値を見出せなくても考え方や見方を変えればその魅力に気づいてもらえる、誰かがいる事で輝き輝かせられる。「はてなマーク」変化の姿を想像するとかわいい!考えが凝り固まった大人にも新しい発想をもたらしてくれます。

2023/07/21

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