ダーウィンクラブ(2) (モーニング KC)
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「ダーウィンクラブ(2) (モーニング KC)」のおすすめレビュー
世界を動かすのは個人か、それとも社会か? マンガ『ダーウィンクラブ』で描かれる新自由経済と生存本能
『ダーウィンクラブ』(朱戸アオ/講談社)
私たち=ヒト(人間)は、生物学的に言えば社会的な動物だ。人間は個体として生きるだけでなく、社会の中で相互作用し集団で生きてきた。しかし、新自由経済が格差という形で社会を分断したことは、人間本来の生存本能を歪めてきているのかもしれない。
『ダーウィンクラブ』(朱戸アオ/講談社)が、同種の生物が集まって生活を営む「社会」のあり方に、一石を投じる作品だと言ったら大げさ過ぎるだろうか。
本作品は、寄生虫を扱った異色の医療マンガ『インハンド』(講談社)、感染症を取り上げた『リウーを待ちながら』(講談社)といった、生物科学に関する作品を手がけてきたことで知られる朱戸アオ氏が仕掛ける最新作だ。
サスペンス要素を増長させるダーウィンの進化論
作品の冒頭は、新自由経済が進み、格差により分断された世界が広がる現代社会を舞台に、GAFA的グローバル企業のCEOが次々と狙われるテロ事件が発生したところから始まる。第1巻は、この犯罪を実行した組織の謎を解明していくサスペンスを楽しみながら、現代社会の歪みや新自由経済のもたらす社会課題…
2023/5/11
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ダーウィンクラブ(2) (モーニング KC) / 感想・レビュー
コリエル
朱戸アオ作品の主人公って虎穴入りまくりな人間多いよな。まずやってみよう精神。人を平気で大量殺戮出来る組織にポンと飛び込める大良の精神性は、案外敵に近いのではないか。色々と予想外な展開の続いた2巻だったけれど、飛び込んだ先で何を見ることになるのか。
2022/01/21
笠
3.5 新刊読了。ひとつひとつの事件については結構展開が早くて、次々と事件が巻き起こり謎が謎を呼ぶ展開、一つ解決したかと思いきやなかなか実態を掴みきれない話運びは、浦沢式サスペンスの『Monster』や『20世紀少年』を彷彿とさせる。しかし、いくら隠してたといったって、あんな手首のわかりやすい位置に秘密のマークを刻むなんてのは、秘密結社にしては脇が甘すぎるんじゃない…幻影旅団の入墨より見つけやすいじゃん。そういうちょっと突っ込んで考えるとどうなの?という点が多いのも浦沢感があり、そこは好みが分かれるかも。
2022/01/29
毎日が日曜日
★★★+
2022/01/24
てつ
謎が深まっていく。組織とは?そして内通者は?いい感じで物語が深まっていく
2022/11/02
角
話の展開が早い。もっとじっくり進むかと思ったが、謎をばらまいて加速度的に進んでいく。物語自体も短期決戦型の様相で、次巻がどうなるのか、非常に気になる……
2022/02/13
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