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競争の番人

競争の番人

競争の番人

作家
新川帆立
出版社
講談社
発売日
2022-05-11
ISBN
9784065268148
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「競争の番人」のおすすめレビュー

“エンタメの幕の内弁当”的ミステリー!? 話題の作家・新川帆立の最新作『競争の番人』をマンガで解説!

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『競争の番人』(新川帆立/講談社)

「公正取引委員会」をテーマとした変わり種のミステリー『競争の番人』(講談社)。作家、弁護士、元プロ雀士などさまざまな顔を持つ注目の新鋭・新川帆立が送る新時代の作品が今、大きな話題を呼んでいる。

 デビュー直後すぐに『元彼の遺言状』『剣持麗子のワンナイト推理』(ともに宝島社)などのヒット作を生み出した新川。『競争の番人』は、そんな新時代のカリスマ作家が手掛ける最新作だ。

 公正取引委員会の審査官・白熊楓は、聴取対象者が自殺した責任を問われ、部署異動に…。そして彼女は、東大首席でハーバード大留学帰りのエリート審査官・小勝負勉と同じチームで働くことになった。2人は反発しあいながらも、ウェディング業界の価格カルテル調査に乗り出す。

 ウェディング業界に巣食う談合、下請けいじめ、立入検査拒否…。市場の独り占めを取り締まる公正取引委員会を舞台に、凸凹バディの戦いが幕を開ける――。

 同作は現在、フジテレビの“月9”で俳優の坂口健太郎と杏をダブル主演としたドラマも放送中。ドラマを見て原作が気になったという人も多く、『競争の…

2022/8/5

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【坂口健太郎&杏主演でドラマ化】凸凹バディが市場を支配する巨悪に挑むエンターテインメントミステリー

『競争の番人』(新川帆立/講談社)

 坂口健太郎と杏がダブル主演する月9ドラマ『競争の番人』(フジテレビ系)に注目が集まっている。描かれるのは、公正取引委員会でのお仕事。公正取引委員会とは、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における公正で自由な競争原理を促進する行政機関だが、かろうじて名前は聞いたことがあっても、日々どんな仕事をしているかといえば、想像がつかない人が多いのではないだろうか。そんな機関にスポットライトを当てたこのドラマでは、叩き上げの女性審査官とキャリア組の男性審査官の凸凹バディが大活躍する。市場を支配する巨悪に挑んでいく姿にハラハラドキドキ。物語が進めば進むほど、ますます話題を呼ぶに違いない作品だ。

 そんなドラマの原作となったのは、『元彼の遺言状』(宝島社)で知られる新川帆立氏の同名小説『競争の番人』(講談社)。ドラマではこれから一体どんな展開が待ち受けているのか。この先の展開が気になるという人や、ドラマとの描かれかたの違いを楽しみたいという人は、原作小説も手にとってみるといいだろう。

 主人公は、弱小官庁・公正取引委員…

2022/8/2

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「本当の正義とはなにか、を常に考え続ける人たちを描きたい」――人気作家・新川帆立が『競争の番人』にかける思いとは《インタビュー》

 第19回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞したデビュー作『元彼の遺言状』(宝島社)が大ヒットを記録し、一躍人気作家となった新川帆立さん。同作は月9で実写ドラマ化もされ、話題を集めたことは記憶に新しい。しかし放送終了後、新川さんはさらに注目を集めた。なんと2クール連続で月9ドラマの原作者に起用されたのだ。これはまさに異例のことだった。

 現在、月9で放送中のドラマ『競争の番人』(講談社)は、新川さんにとっての“勝負作”。一般にはあまり知られていない「公正取引委員会」を主役に、濃密な法律ミステリーに仕上げた。そして驚くことに、今年5月に発売された第1巻に続き、なんと8月には第2巻となる『競争の番人 内偵の王子』も発売されることに。快進撃を繰り出す新川さんに、「競争の番人」シリーズにかける思いをうかがった。

(取材・文=五十嵐 大 撮影=川口宗道)

すべての社会問題は連鎖している

――これまでその実態があまり知られていなかった「公正取引委員会」を主人公にしようと思った理由から教えてください。

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2022/9/2

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「私たち…ちゃんと恋人に見えてる?」重要人物を恋人のフリで…/競争の番人~こいつが相棒!?~④

月9ドラマ原作『競争の番人』(新川帆立/講談社)の冒頭がコミカライズされて登場!

公正取引委員会の審査官・白熊楓は、学生のころから運動部の体育会系。 一方、白熊と同じチームに配属されたのは、「スーパーエリート新人君」と噂される、小勝負勉。

まったく違うふたりがまさかのバディを組んで、大活躍!?

※本稿は、マンガ『競争の番人~こいつが相棒!?~』から一部抜粋・編集しました。

<続きは本書、または小説でお楽しみください>

2022/8/15

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競争の番人 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

夢追人009

帯に書かれた「著者の勝負作」の宣伝文が心から納得できる新川帆立さんの4冊目の力作ですね。ヒロインの白熊楓(かえで)と同僚男子・小勝負勉のネーミングは一度聞いたら忘れられない強烈なインパクトがありますね。彼女は公正取引委員会の審査官で冒頭で自ら担当した人物が自殺してしまった事に責任を感じて落ち込みます。彼女は人から馬鹿にされても決して怒りはしない過ぎる程に真面目な性格なのが、鼻ッ柱の強い剣持麗子とは正反対ですが、何事にもトップにはなれないけど空手の有段者で粘り強い根性の持主で人に対し優しい所が魅力的ですね。

2023/02/15

まちゃ

公正取引委員会を舞台にした、エンタメ小説は初めてでした。公正取引委員会の仕事を知ることができて、気軽に楽しめる作品だと思います。作中の白熊のセリフ「ひと握りの優秀な人、強い人に任せておいてはいけないのだ。」実はこれが一番の難問なのかもしれませんね。カエサル、オクタヴィアヌスの時代、古代ローマの共和制から帝政への移行が頭に浮かびました。

2022/07/18

うっちー

公取委以外は新しさがなかった

2022/05/29

たか

公正取引委員会審査官の白熊楓は正義感が強く情に厚い体育会系、対して小勝負勉は東大首席でハーバード大留学帰りのエリート審査官。審査局第六審査、通称「ダイロク」の遠山の下から桃園千代子の下に配置換えとなった白熊楓は政策策定の部署から審査官に配属になった小勝負とバディを組む事になり、七転八倒しながらも巨悪に立ち向かう。 独占禁止法「公正且つ自由な競争を促進し、国民経済の民主的で健全な発達を促進する」事を目的に市場を独占する企業を取り締まる。 弱小官庁・公取委、ラスボス・天沢雲海を追い詰めろ。 ★★★✩✩ 3.0

2022/08/29

旅するランナー

公正取引委員会審査官を主人公にした目の付け所が素晴らしい。テレビドラマも面白かったけど、それに負けないエンタメ性があります。ノンキャリアの白熊さんとキャリア小勝負くんのバディものとして、そして悪を追い詰めるチームワークものとして楽しめます。白熊さんの仕事·恋愛·家族の悩みも深く掘り下げられています。

2023/03/26

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