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パンとサーカス

パンとサーカス

パンとサーカス

作家
島田雅彦
出版社
講談社
発売日
2022-03-24
ISBN
9784065268742
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パンとサーカス / 感想・レビュー

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starbro

島田 雅彦は、デビュー以来30年以上に渡って読んでいる作家です。本書は、著者らしい国際謀略巨篇でした。売国奴によるアメリカ隷属国家、日本は何時まで続くのでしょうか? どうして欧米人は、ほとんどキリスト教にも関わらず、娘にマリアという名前をつけ凌辱されるような不敬なことをするのでしょうか?日本人で、菩薩、聖母、天女のような名前をつけるのと一緒です(笑) https://online.mixalivetokyo.com/blogs/shimada_bigcircus/about

2022/04/12

KAZOO

島田さんの作品を初めて手に取りました。現代日本を舞台とした架空小説なのでしょうが、非常にリアリティを感じさせる小説でした。結構分厚い本で手に取るのをためらっていましたが、読み始めるとあっという間でした。前半は、CIAの職員になるためにはかなりな関門があるということがわかりました。後半に入ると、裏の世界の大物とやくざの兄とその妹(キリストのような)の存在がノンストップシネマを見ているような気がしました。

2023/09/04

とよぽん

あぁ、ついに読み終わった。終盤、名残惜しいのと結末が気になるのとで小間切れに読んだ。島田雅彦作品を初めて読んだが、なかなか読み応えのある質と量を併せ持つフィクションだった。ジョーカー大統領とか、グレイ、グリーン、レッド、ブラックなどを人物名に使っていたりしてエンタメ要素もありながら、日米同盟という名の隷属関係を一掃しなければ自由独立国とは言えない日本! という芯が揺らぐことはなく、まだ途上ではあるが「世直し」を見せてもらった。私の今年のベスト幾つかに入ると思う。

2022/10/08

Lara

御影寵児がCIAエージェントに応募、採用に至るまでの面接経緯、更に採用後「アジア政策研究センター」で実際に勤務を始める。その辺りまでは緊迫感もあり、これはノンフィクションかと思ってしまうほど。現状の日米関係、対中国の在り方も現実的で、かなり興味が持てた。後半は、ちょっと現実味が薄れ、やっぱり小説だと思わされたが、とても 楽しめた作品でした。

2023/04/02

TATA

大学生の頃によく読んだ島田雅彦さん。いろいろあった時に友人から勧められて読んだのが「僕は模造人間」とか「優しいサヨクのための嬉遊曲」とか。こちらの作品は対米隷属を止め真の自主独立を果たすべしという志士たちの闘争を描く。今の日本を思えばこれはある種のファンタジーか警世の書か。読後、思った以上に考えるところが多い読書でした。

2023/03/05

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