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散歩哲学: よく歩き、よく考える (ハヤカワ新書)

散歩哲学: よく歩き、よく考える (ハヤカワ新書)

散歩哲学: よく歩き、よく考える (ハヤカワ新書)

作家
島田雅彦
出版社
早川書房
発売日
2024-02-21
ISBN
9784153400214
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散歩哲学: よく歩き、よく考える (ハヤカワ新書) / 感想・レビュー

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いちろく

散歩が好きです。20代の頃は散歩の魅力があまり解らなかったけれど、30代になった辺りから少しずつ好きになり今に至る。散歩の哲学??? と思い手にした一冊ですが、飲食店や呑み屋での報告レポートも多くて思っていた内容とは正直違った。それでも、エッセイ的な内容も好きなので他の人の散歩報告を伺う感覚でも楽しんだ。プロローグ記載の抜粋になるが、「ウォーキングと一線を画す」という内容に一番同意した。散歩は目的に縛られなくても良いのだ。

2024/04/13

Nao Funasoko

元来、歩くことには苦は無い。普段から近所のフィールドを歩くこと、近隣の低山を歩くこと、酒場を求めて知らない街を歩くこと、目的は何にせよぶらぶら歩きは好き。故に本書に書かれていることには共感もあるし、「なるほど、そういうことだったのか」と気づくこともあり。 哲学というには大げさな気もする(笑)が行為について意味づけ理屈づけしてみる(読む)のもまた楽し。

2024/04/03

Inzaghico

実践的なアドバイスがあった。初めての町では、飲み屋街を二往復して店を偵察するとか、地元の客のあとをついて行くとか。その客に「おすすめの店を教えてください」と頼んだというのだから恐れ入る。青森では「地元のやさぐれた感じの爺さん」に行きつけを聞いたが、何を言っているかわからなかった、という落ちまでついている。高円寺の路上飲み会に参加した際、20代の中国人や台湾人が「私たちは一生懸命働きたくないと思っているんですけど、東京に来ると四〇代でもそういう人がいて本当に励まされます」と言った、というところで噴き出した。

2024/03/29

amanon

他の人も述べているとおり、散歩と酒飲み愛好者にとってはバイブルのような一冊。ただ、散歩やそれとセットになった飲酒の楽しみだけでなく、抑圧を強める政治や、きな臭い世界状況、不安が募る気候変動についても言及しているのが妙。かなりの紙幅を占める、飲み歩き記録がとにかく楽しくて、こういう飲み歩きをしてみたいと思わせる。ただ、これまで見られなかった間伸びしたような文末が目につくのが、著者の患う痛風と共に気になる(笑)。また、散歩の醍醐味に自然との触れることを挙げているのは、今更ながらに考えさせられるものがあった。

2024/04/24

どさんこ

もう少し哲学的な内容かと思ったが、多くが飲み屋の話だった。しかし、酒好きな自分としては、役に立つ情報が得られた感じ。

2024/03/12

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