檸檬の棘 (講談社文庫)
檸檬の棘 (講談社文庫) / 感想・レビュー
tekewo
黒木渚の家族、特に父親との確執を描く私小説。 小説にすることで父親のことを消化できたのでしょうか。自分の家族と重なる部分もあり、なかなか強烈だった。
2022/07/11
さーや
人を憎むことで生きていく、人間の浅ましさ、汚さ。 その描写がすばらしい
2023/05/16
あこ
大好きなアーティストさんの本で、読んでなかったので文庫になるのを機に読みました。 家族を捨てた父親への憎悪や、日々湧き出る感情、世界への恨みみたいな感情から目を逸らすことを許さない文章だなと思いました。人からするとたいしたことじゃないかもしれない。でも、私にはこれが世界のすべてだと訴えられたような気になりました。 最後の二行がすべてを表してると思います。
2022/06/20
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