新装版 BT’63(上) (講談社文庫)
新装版 BT’63(上) (講談社文庫) / 感想・レビュー
となりのトウシロウ
池井戸潤のファンタジー絡みのミステリー。精神を病み、仕事も妻も失った大間木琢磨。亡くなった父史郎の遺品から派手な制服が見つかる。結婚する前の運送会社のものではないかという母。琢磨は何かに引き寄せられるように制服に袖を通すと昭和38年当時の父が運送会社で働いていた風景が目の前に広がり、当時の父の目を通して若かりし頃の父を追体験するという物語。右肩下がりの運送会社を立て直そうと努力する史郎。薄幸の女性への恋。会社の運転手が起こす事件。史郎が辿った運命は。そして琢磨はどうなる。面白くて一気読み必至。下巻へ。
2023/08/27
カブ
古いボンネットトラックのキーを手に取ると、意識が過去の父親のそれと重なる。自分の知らない若き父・史朗。病気のせいで自分の意識に自信のない琢磨が探る父の過去。ファンタジーでもあり、サスペンスでもある。スビード感があって面白く、このまま下巻へ。
2023/06/06
おひさまリボン
監視カメラやドライブレコーダーなどの普及により現代は犯罪を隠蔽することが難しくなってきているが、高度経済成長の時期はまだまだ闇に消えたことも多かったようで、「感動の長編」という感想に私が行きつくことはなく、ただただ心がざらざらして読んでいて辛かった。下巻へ続く。
2023/08/29
E
ファンタジーとミステリー。父の秘密に迫る。池井戸作品にしてはマイナー?感想は下巻にて!
2023/10/09
オカヤン
オーディブル。安定の池井戸さん、トラック業界と、親子問題、うつで休んでいた主人公。主人公は、父を辿ることで自分のアイデンティティを見つける旅にでる。後半へ盛り上がり。
2023/10/18
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