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研修医純情物語―先生と呼ばないで

研修医純情物語―先生と呼ばないで

研修医純情物語―先生と呼ばないで

作家
川渕圭一
出版社
主婦の友社
発売日
2002-06-01
ISBN
9784072337387
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研修医純情物語―先生と呼ばないで / 感想・レビュー

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あやっぴ

37歳の新米研修医の大学病院でのほぼノンフィクションの話のようですが、リアルにわかりやすくとても面白かった。過酷な労働が続き、時には寝不足な状態での診察がいかに危険であるか。著者はそんな状況に警鐘を鳴らす。医療そのものがもちろん大事だが、患者とその家族が、些細なことでもきちんと納得できるまで相談できる医師の存在が必要だと思いました。続編も読みたい。

2017/04/04

myunclek

決して読ませる小説ではないけれど、実録ザ・総合病院での日常を新人研修医の目が鋭く描く。絶対だと思いがちな担当医による診断を頼りにする家族だが、患者本人の意志がないがしろにされる現実が往々にしてある。最新の技術による医学の進歩以上に求められる患者本人の命の尊厳。患者の心に如何に寄り添えるか。日常の仕事に忙殺されながら、本気で人と向き合いたいと思う作者の熱意に感動させられる。

2017/04/16

さっちゃん

文章に記してあった”看護婦”に違和感があったが、20年以上前の話だと知って納得。こういう先生こそ病院にいてほしいけれど、性格上難しいのかな。

2013/01/12

Nobuko

小説ではなく、著者・川淵氏が感じた大学病院や医師の矛盾を織り交ぜて書かれた研修医としての日常。20年近く前に書かれた作品なのでところどころ今はそれはないでしょ!と思ったりもしたが、本質的なところでは変わっていないのかなと。私も大学病院には何度か入院したけれど、若い先生方(今思えば研修医?)は毎日ベッドサイドにはきてくださるけれど、何かややこしいこと言われる前に退散しようとしているのが明らかにわかったり笑。こうやって真剣に相手してくれる先生がもっと増えれば良いのにな。続きを読もう。

2023/08/10

ぽけっとももんが

ナマイキな研修医だなぁ、いい意味でも悪い意味でも。言ってることは正論だし、こういう医師に診てもらいたいものだ、とは思うけれども、こんなに頑なだと、社会人として周りとうまくやるのは難しかろう。医師としての成長も含めて。スカイエマ氏のイラスト目当てに図書館で他館から取り寄せてもらったら案の定違う装丁だったという、いつものオチ。

2016/02/13

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