50代のロッカーが毎朝せっせとお弁当作ってるってかっこ悪いことかもしれないけれど
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「今日は鮭の西京焼き」「うわ、おいしそう」 朝の穏やかな風景が目に浮かぶ、50代の父親ロッカー辻仁成が作る優しさのつまった朝弁写真集
『50代のロッカーが毎朝せっせとお弁当作ってるってかっこ悪いことかもしれないけれど』(辻仁成/主婦の友社)
2003年に渡仏し、2014年に離婚して世間を騒がせた辻仁成。あの離婚騒動から2年が過ぎ、彼は今、フランスで毎朝せっせと息子のために「朝弁」を作っている。『50代のロッカーが毎朝せっせとお弁当作ってるってかっこ悪いことかもしれないけれど』(辻仁成/主婦の友社)には、辻仁成がシングルファザーとして奮闘した記録と愛情がつまっている。
本書は、辻氏が息子のため、毎朝作ってきた弁当の写真が載せられている、弁当の写真集だ。この弁当は、朝、息子が学校へ行く前に食べてもらうという。なぜそんなことを始めたか。きっかけは、中学生になった十斗(じゅうと)くんが課外授業やクラブ活動で忙しくなり、帰りが遅くなったことだった。辻氏は、父子の時間を作らねばと考え、早起きして朝弁をこしらえることにしたそうだ。朝弁を作っていると、十斗くんが起きてきて、辻氏の背中を見つめて「何食べるの?」と聞いてくる。「今日は鮭の西京焼き」と返すと「うわ、おいしそう」と会話が起きる。この…
2016/9/9
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50代のロッカーが毎朝せっせとお弁当作ってるってかっこ悪いことかもしれないけれど / 感想・レビュー
スパシーバ@日日是決戦
{2016年} 「辻仁成」から即座に思い浮かぶものといえば、ミュージシャン・芥川賞作家・「南果歩(現・渡辺謙夫人)/中山美穂」の元夫。フランスの給食事情(昼休みは2時間)をネットで検索してみたところ、デザートまでつくフルコース仕立て(味や量は??)、一旦家に帰って食べる、学校に弁当を持参するの3択。生活のリズムがズレ始め近況を聞くのは朝食の時しかない!と一念発起、ほぼ毎日「朝弁」作りにチャレンジし、完食する息子と空っぽになった弁当箱に微笑む父。そのこだわりに何ら異論を挟む余地なく全うしていただきたい!
2017/02/02
starbro
辻仁成は、新作中心に読んでいる作家です。そのまんまのこの長いタイトルは何だぁと思いながら読みました。個人的には、お弁当が嫌い(特にコンビニ弁当)ですが、著者の作る弁当は是非食べてみたいなぁ!曲げわっぱの弁当箱自体も良いし、メニューも豊富で季節感もあり、ビジュアル的にもご馳走で、かなり美味しそうです。私はたまに料理をしますが、本日は生筋子を購入して来て、明日のいくら丼用のいくらの醤油漬を仕込みました。美味しく出来上がると良いなぁ!
2016/10/08
ヒデミン@もも
辻仁成さんってロッカー? 作家だと思ってました。レシピがないのが、ホントに残念。息子さんへの愛とセンスが溢れた数々のお弁当。やっぱり何をやっても才能がある人は違う。サンドウィッチも美味しそうだけど、和食も完璧で参りました。
2016/11/11
Kei
素晴らしいお弁当の数々!ただ、今も昔も在仏生活の費用は、全てミポリン持ちとの週刊誌情報。(笑)朝ご飯にケチをつける気はありませんが、せっかくの欧州体験をもっとすればよいのに、との思いも。高い日本食スーパー使ってるのかな?それから、言葉を生業とする著者には、料理や父物以外の作品を望みます。日本に帰ってきたら?もしくは、フランスでなければならない作品を読みたいですね。
2017/12/21
たまきら
読み友さんの感想を読んで。辻さんがミュージシャンでもあることすら知らない自分ですが、ダンチュウに連載されている彼のエッセイが好きです。…でも最初は「ぼくシングルでパパやってえらいでしょ」系でしょ、と敬遠していたんです、スミマセン。食べることが好きな人。料理を人のために作り続けることができる人。そこ、自分リンクできます。かっこ悪い?上等。人は食べたものでできてるんだから。
2023/11/25
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