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千億の夜をこえて ―炎の蜃気楼(ミラージュ) 〈40〉 (コバルト文庫)

千億の夜をこえて ―炎の蜃気楼(ミラージュ) 〈40〉 (コバルト文庫)

千億の夜をこえて ―炎の蜃気楼(ミラージュ) 〈40〉 (コバルト文庫)

作家
桑原水菜
浜田翔子
出版社
集英社
発売日
2004-04-27
ISBN
9784086004121
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千億の夜をこえて ―炎の蜃気楼(ミラージュ) 〈40〉 (コバルト文庫) / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

生と死の垣根を越えた人々の思いや願いに始終、号泣しました。「精神のフルマラソン」と例えられるシリーズでしたが私にとって天に最も近い頂から最も深い海溝へと様々な思いや痛みや苦しみも与えたけど自分を支えてきた大切で愛おしく、かけがえのない記憶と共に抱かれるような思いで満たされています。「最上」と「永久」を示してくれたこの作品に微笑って万感の思いと流した涙を餞に送ります。最後にこの作品を書き上げてくださった桑原水菜さんと応援してくださった皆様に心からの感謝を捧げます。

2012/03/20

枯伍

環結からずっと読み返してきてこれで最後。高耶と直江は天御柱に入り信長を追う。潮たちは花の窟神社を織田から奪還し説得した現代人と共に通黄泉の法を開始。嶺次郎らは聖安土城目指して高野山と手を結んだ。和解するためには対話が必要、わかっていても難しい。天御柱の底で謙信公と会えてよかったねと思う。最期まで綱を離さなかった潮に涙。力ではなく解放を。若木と岩のシーンでは涙が止まらなかった。魂を抱いて越後の海を見るところも。「ばか。ついてくよ」やっぱり千秋はお人好しだ。本を開けばいつでも彼らに逢える、本当にそう思う。

2018/02/10

かんちゃん@令和ヽ(*゚∀゚*)ノ

再読。これほどまでに泣き、心を動かされた作品は今まであっただろうか。彼らの最上の在り方を彼らと一緒に追い求め、どんな形であれ最期の時まで共に歩めたことが彼らの最上なのだと今また万感の思いで40巻の重みを噛み締めています。初読の時とは違い悲嘆することなく受けとめることができても流す涙の量は変わりませんでした。折り返しの人生を歩む今だからこそ、新たに考えさせられるものもありました。泣きたい時、励まされたい時、また彼らに会いにきます。言葉では言い尽くせない程の沢山の想いをくれたミラージュに心から感謝です。

2014/01/31

マアサ

初版の時には、二人が生きて一緒に幸せになれないのが受け入れられなくて。読んだ後かなり呆然としてそれ以来一度も再読していなかった最終巻。読み始めた時は美弥ちゃんくらいだった私も直江の年を超えて、今回はとても穏やかな気持ちで読み終えられたわ。直江の永劫の愛の証明、これが二人の最上のありかただったんだよね。。。改めて表紙見るとまた涙が出てくる。この勢いで未読の昭和編も読もうっと。

2017/02/08

眞雪

再読。この最終巻を手にしてから12年。その間に幾度も再読した。初見時は直江と高耶さん2人の「最上」の在り方を模索し、行き着いた答えがこうだったのか…と2人の行き着いた先が辛く号泣したが、再読の時には彼らの歩んだ40巻にも渡る道程や憎悪を振り返り…やっと今穏やかに2人はいられるのかと号泣した。10代から20代のうちに是非読んでもらいたい作品のひとつ。

2016/08/20

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