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月下の一群 1 (集英社文庫(コミック版))

月下の一群 1 (集英社文庫(コミック版))

月下の一群 1 (集英社文庫(コミック版))

作家
吉野朔実
出版社
集英社
発売日
2001-04-18
ISBN
9784086176699
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月下の一群 1 (集英社文庫(コミック版)) / 感想・レビュー

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ちぇしゃ

再読。吉野朔実さんの初期作品。堀口大学の著名な詩集をタイトルにしてるけど、好きなんだろうなきっと。 大人でもなく子供でもない年頃、大学生の不器用な恋愛と三角関係を描いた作品なのだけど、さすがに1983年の作品なので登場人物の発言に古さを感じつつも、この頃から感情のゆらぎや人の心のあいまいさを描いていて、さすがです。

2017/07/18

mass34

再読です。月下の一群といえば、堀口大學の詩集を思い出しますが、吉野先生の本作も、繊細な線と美しい言葉たちの綾なす詩集のよう。繊細な主人公の成長の様子、学生生活の雰囲気が何とも言えない作品です。

2016/05/12

Kalen Furuta

桜庭一樹さんの煩悩108冊に入っていた為、久々に再読。20年近く前の作品だから、さすがにファッションとかはきついですが、ストーリー自体はするんと読めてしまう。砂漠のことを「熱い海」と表現したり、ステキな台詞が随所にあってステキ。

2012/10/19

chidoriashi

「あれだけ弱さを押し通せるって事は すでにひとつの強さだわ」

2012/03/04

還暦院erk

吉野朔実さんファンなのに、本作は未読だった。1980年代のバブリィな女子大生や肉体労働系男子寮生が出てきて、吉野さんと同世代のわたしは懐かしかった。しかし、乙女チックラブコメ的で(編集さんからの要請?)、主人公がフワフワしてて勉強の意欲も低くてかつモテモテなのが少々癪にさわった。p84「やっぱ変わってるわよね…私(キリコ)にいわせりゃ あれだけ弱さを押し通せるって事は すでにひとつの強さだわ」←鋭い!p171「私は泣いているのに あの子(政親)の目はそれをデッサンしてたのよ」←かっこいいキリコさん。

2019/03/03

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