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虚人のすすめ ―無秩序(カオス)を生き抜け (集英社新書)

虚人のすすめ ―無秩序(カオス)を生き抜け (集英社新書)

虚人のすすめ ―無秩序(カオス)を生き抜け (集英社新書)

作家
康芳夫
出版社
集英社
発売日
2009-10-16
ISBN
9784087205138
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虚人のすすめ ―無秩序(カオス)を生き抜け (集英社新書) / 感想・レビュー

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猫丸

21世紀を迎えましてですね、世の中、これ混迷しております。世紀末にはオウム事件、新世紀早々には同時多発テロ。さいきんではリーマン・ショックなんてのもありますですね。日本のみならず世界中の人々が「如何に生くべきか」を見失っているんじゃありませんか。そこでですね、康先生の、虚実皮膜で丁々発止、世間をアッと言わせた興業人生を通してですね、現代ニホンジンの指針となるべき教訓談を、ぜひ一冊御上梓願いたいと、こういう訳なんでございますよ。そんな口説きで書かれたものと見える。やや説教調も含んだエッセイとなってしまった。

2023/05/16

go

古本屋で適当に買った本だが意外に面白かった。この世は全てフィクション!と思って生活しようかな。最近まじめになりすぎだ。人生は退屈しのぎ、という感覚は少し持ってる。 知識もフィクション、いくら本読んでも賢くはならないという感覚も忘れないように。

2019/10/20

ceskepivo

興行師である著者が最近の「成功本」ブームに警鐘を鳴らしている。特に第7章は読み応え有り。「成功スキルを磨くといったビジネス本や心の癒しをテーマにした安直な人生論ばかりが隆盛しているのを見ると、人の作りというものが薄く軟になったなと思ってしまう」(耳が痛い!)、更に「現実を生きていく中で真理というものはその都度、その都度、見つけていくべきものではないだろうか」(やはり自分で考えていかなければだめなのね)

2010/01/07

kerokero_8

★★★★☆(星4つ) 刺激的な一冊。たまには、「規格外」の方の思想に触れてみるのも有益だと感じました。 「大金が夢という人たちに決定的に欠けているものがある。それは想像力だ。」 筆者の半生を読むと、妙に説得力のある言葉だと思いました。

2014/08/10

inokori

『虚人怪人』が絶版のため手に入れることができなかったのだが,たぶん本書に書かれている著者自身のエピソードと相当部分重なっていると思われる.自伝プラス生き方のヒント集,がコンセプトか.著者がバリバリのプロモーター時代に手がけた仕事をリアルタイムで追った世代ではないのだが,その時代の残り香の中で育った人間としては「昭和は遠くなりにけり…」と斉藤緑雨をパクってぼやきたい気分.巨大な資本が文化や価値観までプロデュースする時代に,そうした管理からひとり距離を置くと見えるものがある,という誘惑が魅力的.

2009/10/25

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