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旅人の表現術 (集英社文庫)

旅人の表現術 (集英社文庫)

旅人の表現術 (集英社文庫)

作家
角幡唯介
出版社
集英社
発売日
2020-02-20
ISBN
9784087440829
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旅人の表現術 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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hatayan

冒険家の角幡唯介氏が2012年までに起こした文章をまとめたエッセイ。サバイバル登山の服部文祥、那智大滝を登ろうとして逮捕された宮城公博、登山家の心情を見事に代弁する『神々の山嶺』を著した夢枕獏、サハラに力尽きた上温湯隆、冒険の泰斗の本多勝一などの著作の解説だけでなく、『棟』の沢木耕太郎、『最後の冒険家』の石川直樹、『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったか』の増田俊也との対談など。富士登山の流行から現代人の性向を分析する一章にも光るものが。 『極夜行』などの重厚な角幡作品の副読本として読んでみたい一冊です。

2020/05/04

あーびん

冒険家であり、作家である著者の書評や対談をまとめたもの。沢木耕太郎との対談は相性が合わず残念な感じに...石川直樹や三浦しをんとの対談はリラックス感があって面白かった。サードマン現象が気になるので、ジョン・ガイガーの本を読んでみたい。

2021/01/19

活字スキー

『空白の五マイル』で作家デビューを果たしてから『極夜行』に挑む少し前あたりまでに発表された、気になる作家との対談や影響を受けた作品の書評などをまとめたもの。なので、人によっては既読のものばかりかもしれない。しかし探検家・角幡唯介に興味を持った人が表現者(作家)・角幡唯介を感じるには最適だと思う。冒険とは何か、何故冒険を求めるのか。それは「生きるとはどういうことか、人は何故生きるのか」と同じ問いであり、臨死体験とは臨生体験に他ならず、それこそ最も自由であり、自身の生を感じられ、表現し得る瞬間なのだ。

2020/03/07

山ろく

冒険に出かけるのはそれを文章として表現するため。冒険は元々社会の価値観をゆさぶる身体を使った批評表現なのだからという著者の、登山探検冒険を巡る対談評論集。誰もが知る「そこに山があるから」。トンチかよって思っていたが、夢枕獏「神々の山嶺」開高健「輝ける闇」を読み解きながらその含意を導き出していく。究極の幸福が「死なないこと」だとすれば、登山家は登山に「死なないこと」を含む全幸福状態を上回る価値を見出している、死によって活性化された生を、自身の内側に抱えているからこそ登山家は死の領域である山に向かえるのだと。

2021/02/13

pitch

雑文集。書評とかも良かったけど、対談が面白い。特に沢木耕太郎さんにダメ出しされながらの対談なんて、ハラハラしながら読んでしまった。角幡さんにとっては、沢木さんとの対談もある種の冒険だったのでは?

2020/04/14

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