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大人は泣かないと思っていた (集英社文庫)

大人は泣かないと思っていた (集英社文庫)

大人は泣かないと思っていた (集英社文庫)

作家
寺地はるな
出版社
集英社
発売日
2021-04-20
ISBN
9784087442342
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大人は泣かないと思っていた (集英社文庫) / 感想・レビュー

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mariya926

色々な立場の人の物語が凝縮しています。特に主人公は周りの人に色々と言われて傷ついていますが、それでも一歩一歩自分の道を歩み、自分の言葉で語っているのが凄いです。時に頑固にも自分の道を行こうとする時に、さり気なく周りの人が助けてくれる。それも主人公の生き方に共感しているからだと思います。玲子さんの短編を読みながら、私も1歩間違えば離婚していたのかも?と思いました。離婚した家族、再婚した家族、昔ながらの家、結婚して家を出たい人、同棲を解消した人などなど『それなりに幸せな瞬間はあるんだよ』というのが結論かな?

2021/09/21

おしゃべりメガネ

お気に入り作家寺地さんの作品を初めて読んだのがコチラの作品でした。2年ほど前にハードカバーで読んで、とても印象的で文庫になったら絶対再読しようと思っていました。寺地さんの数あるステキな作品の中でもやっぱり本作が1番好きな作品です。あらゆる人物の視点から話が展開していく連作集ですが、やっぱり熟年夫婦の話が1番好きかなと。特に奥さんのダンナさんに対するキモチやセリフがとてもステキです。周囲に流されるコトなく、本当に自分にとって大切なのは何かを考え、何度も何度も読みたくなる作品の一つなのは、間違いないです。

2021/06/26

エドワード

九州の田舎の肘差村。合併して耳中市肘差になっても、他人の噂を娯楽として消費する<九州男児>の村は相変わらず。酒飲みの父と二人暮らしの農協職員、時田翼。隣家に住む祖母の世話をする小柳レモン。翼の同僚、平野さんや飯盛君、翼の親友、鉄也。先の見えない不安を抱えながら精一杯生きている。優しいよね。気を使い過ぎるよね。やっぱり世間が狭いからかね。人は誰かのために生まれてきたわけじゃない。だけど、一緒にいられたら嬉しいよね。私も子供の頃、大人は泣かないと思っていた。自分が大人になったらそんなのウソだとよくわかったよ。

2021/06/27

mayu

2021ナツイチ。大人は泣かないと思っていた。大人になったら何でも器用にこなせるようになる気がしていた。だけど、大人と呼ばれる年齢になった今、思うようにはいかないことも多くて、隠れてこっそり泣くことだってある。行き先があらかじめ決まっていたら楽なのに。でも、実際は違ってひとつずつ選択しながら生きている。私が選んだ道、選ばなかった道。どれを選んでもしっかり考えた末の選択なら失敗じゃない。男らしさや女らしさに雁字搦めにならないで。枠から解き放たれ自分の本当に好きなものを選べるように。希望を感じることができた。

2021/08/21

りゅう☆

農協勤務の時田翼32歳。ある日ゆず泥棒を捕まえた。犯人は隣に住むお婆さんの孫の小柳レモン。それが2人の出会い。母の再婚相手小柳さんとの関係が複雑な環境ながらほっこり。友人鉄腕は年上バツ一女性と結婚したいが父親が反対。女だからという言葉に離婚を決意し独立した翼母。時田を妥当と思ってだけど、自分の気持ちを知った同僚平野など様々な人たちの心情を描く。迷いあってもブレることないマイペースな時田がいい。恋愛、結婚、家族との関係。色々あるけど一歩踏み出そうとする展開が心地よい。鉄腕の愛してる作戦は笑えるけどナイス⭐︎

2022/01/31

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