戦国・江戸 ポンコツ列伝 (集英社文庫)
戦国・江戸 ポンコツ列伝 (集英社文庫) / 感想・レビュー
ポチ
死が当たり前のように身近にあった戦国•江戸時代。ポンコツと言われようがそれでも必死に生きた人もいた。彼らの生き様に清々しささえ感じました。当人は必死なのだが、時に笑わせてもらいながらの楽しい読書でした。
2023/11/29
スプリント
人選が心憎い。
2023/12/10
びぜんや
タイトル通り、有名無名問わず戦国期から江戸時代までのポンコツ侍を並べた列伝。文庫サイズに8人の侍が取り上げられ、軽妙な文体でコミカル気味に語られるので小説というよりは評伝に近い感じで、通勤電車の中にはぴったりな手軽さがあります。腹を切って武士として名誉ある死を選ぶか、ポンコツとして生き永らえるか、の選択を迫られた者が多いのは興味深いポイント。その中で剣豪でありながら幇間としての道を究めた荻江露八、信長の弟として動乱期を生き延び存在感を発揮した織田有楽斎が印象に残ります。★★★★☆
2023/11/14
ちゃんどら
有名所だけでなくあまり知られていない人も含めて7人のポンコツエピソード。戦国時代の4人は割と有名だと思いますが江戸時代の3人は全員知りませんでした、ほんと色んな人がいるものですな。何より意外だったのは吉川永青先生がこういうタッチの作品も書かれる事。どちらかというと硬派な筆使いのイメージの方でしたが楽しく読めました。
2024/01/21
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