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終活ファッションショー (集英社文庫)

終活ファッションショー (集英社文庫)

終活ファッションショー (集英社文庫)

作家
安田依央
出版社
集英社
発売日
2015-07-17
ISBN
9784087453393
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終活ファッションショー (集英社文庫) / 感想・レビュー

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テディ

近所の老人達の相談員となった司法書士の市絵。自分に相談をしてくれた老女が当然亡くなった事と姑に最期に希望の死装束を着せられなかった悔恨の言葉に傷付く。その逆境をバネに「終活ファッションショー」を企画し実行する。幼い子供がいながら余命僅かの女性や小さい男の子を交通事故で亡くした事がある毒舌の女性や家庭を省みなかった元役員の男とその妻等メンバーがバラエティに富む。コミカルな出だしがクライマックスで其々の人生観や終活について気付かされる感動物語に帰結する。一般論も良いが市絵のプロとしての職業目線も欲しかった。

2021/03/20

ひな

ライトな作風でありながら ”死を語るのはタブー?””お葬式とは誰の為のもの?””自分に何かあった時、誰に何を伝える?”etc…本当に いろいろ考えさせられる。”死”を考える時どうしても年齢順に考えてしまいがちだけど決して そうとは限らない。そして家族や知人と話す中『そんな話、縁起でもない!』となりがちだけど大切な話だなとあらためて思う。命を大切に想うからこそ その終わりも見つめなければならないのだ。市絵の周りに集まる人たちにクスっと笑い ほろりと涙する・・・テーマとは裏腹に ちょっとココロが ほんわか❁

2018/09/27

Natsuko

司法書士の顔も持つという安田依央さん初読み。ある後悔から「就活ファッションショー」を企画開催することになった市絵。着たいものを来て好きな音楽をかけ思いを語るこの企画、登場人物一人ひとりの衣装・曲・メッセージにじんわりきながら、自分だったら…と想像してみたりした。合間合間に差し挟まれた米国人ジャーナリストのコラムによると、世界的には日本の「ソウギ」「ギシキ」は独特で、死の話題をタブーにする文化も珍しいそう、このコラムも興味深かった。時間がないと斜め読みする私が、じっくり一週間以上かけて読了した珍しい一冊。

2020/06/26

オスカー

実際、開催されたそうで……自分の時の事を考えてしまった。自分の両親の時には誰が用意したのかわからない服を着ていてスゴく違和感があったので。親戚の人に聞いても知らない、わからない…って感じで……今でも普通にモヤモヤしている。

2015/07/22

ミクト

自分が明日死ぬとしたら誰に何を伝えたいか…。しばらくはこの問いかけが頭の中をぐるぐるしそう。私も市絵と同じように長く生きたくないし、将来をシミュレーションなんてできない。大切な人も明確ではない。自分の人生のターニングポイントはまだだから、写真も選べない。つまり本気で向き合ってないんじゃないか、人生を語るには未熟で色々足りないことに気づかされた。悔いなく生きたい。美しく人生の幕を引きたい。そのための終活。でもきっとそんなことはキレイごと。ただ最期は自分らしく、色々あった人生だけどまいっか、と思えればいいな。

2015/12/09

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