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終活ファッションショー (集英社文庫)

終活ファッションショー (集英社文庫)

終活ファッションショー (集英社文庫)

作家
安田依央
出版社
集英社
発売日
2015-07-17
ISBN
9784087453393
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終活ファッションショー (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ひな

ライトな作風でありながら ”死を語るのはタブー?””お葬式とは誰の為のもの?””自分に何かあった時、誰に何を伝える?”etc…本当に いろいろ考えさせられる。”死”を考える時どうしても年齢順に考えてしまいがちだけど決して そうとは限らない。そして家族や知人と話す中『そんな話、縁起でもない!』となりがちだけど大切な話だなとあらためて思う。命を大切に想うからこそ その終わりも見つめなければならないのだ。市絵の周りに集まる人たちにクスっと笑い ほろりと涙する・・・テーマとは裏腹に ちょっとココロが ほんわか❁

2018/09/27

Natsuko

司法書士の顔も持つという安田依央さん初読み。ある後悔から「就活ファッションショー」を企画開催することになった市絵。着たいものを来て好きな音楽をかけ思いを語るこの企画、登場人物一人ひとりの衣装・曲・メッセージにじんわりきながら、自分だったら…と想像してみたりした。合間合間に差し挟まれた米国人ジャーナリストのコラムによると、世界的には日本の「ソウギ」「ギシキ」は独特で、死の話題をタブーにする文化も珍しいそう、このコラムも興味深かった。時間がないと斜め読みする私が、じっくり一週間以上かけて読了した珍しい一冊。

2020/06/26

ミクト

自分が明日死ぬとしたら誰に何を伝えたいか…。しばらくはこの問いかけが頭の中をぐるぐるしそう。私も市絵と同じように長く生きたくないし、将来をシミュレーションなんてできない。大切な人も明確ではない。自分の人生のターニングポイントはまだだから、写真も選べない。つまり本気で向き合ってないんじゃないか、人生を語るには未熟で色々足りないことに気づかされた。悔いなく生きたい。美しく人生の幕を引きたい。そのための終活。でもきっとそんなことはキレイごと。ただ最期は自分らしく、色々あった人生だけどまいっか、と思えればいいな。

2015/12/09

cocoa

人は死んだ時、どんな風に送り出してほしいだろうか。希望があってもそれを伝えてなければ、その思いは遺された人達には届かない。お気に入りの紬の着物で旅立ちたいという姑の遺言を果たせず、自殺しようとした波津子。そんな波津子を助けた市絵は、最後に着せてほしい服を披露する終活ファッションショーを企画する。最後に着たい服から始まったが、それは生きているうちに大切な人へのメッセージを残すものへと変わっていく。終活とは、残りの人生をよりよく生きるための活動でもある。静さん、岡本夫人のメッセージに涙。立つ鳥跡を濁さず、だ。

2015/10/04

yamakujira

郊外の一軒家で開業した司法書士の市絵は、近所の老人の話を聞くうちに、自分の死装束を披露するファッションショーを企画する。自分の葬儀をきっかけに、自分の来し方を振り返ったり、余生を想像したり、遺言の伝え方を学んだり、終活って死ぬ時だけを考えるわけじゃないと気づかせてくれる。大切なのに目を背けがちな話題を、楽しく読ませながら、市絵の転機ともなり、感動的なラストで締めくくる、って展開はいいけれど、もう少し司法書士の視点から死後のトラブルを見せてほしかった。ところで、市絵は家賃払えてるのかな。 (★★★☆☆)

2020/07/07

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