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女流 林芙美子と有吉佐和子 (集英社文庫)

女流 林芙美子と有吉佐和子 (集英社文庫)

女流 林芙美子と有吉佐和子 (集英社文庫)

作家
関川夏央
出版社
集英社
発売日
2009-08-20
ISBN
9784087464733
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女流 林芙美子と有吉佐和子 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ヨーイチ

面白かった、関川夏央は初読。独特の論の立て方と進み方に最初は戸惑ったが、読み終わるとストンと腑に落ちている不思議さ。有吉佐和子の評伝を読みたくって購入したのだが、結果他の収穫もあったのは読書の功徳なのだろう。有吉佐和子を勧めてくれたのは母親で当時の有吉佐和子の活躍を眩しく目ていたのかも知れない。「恍惚の人」って言葉に感心して、よく口にしていた。関川夏央によると物語作家としては「出雲の阿国」あたりが最盛期でその後の中共傾斜、環境汚染、老人問題などは作品として低調であるとしている。続く

2017/05/21

芋煮うどん

凡人には好かれなかったであろうでも正反対の二人。さらりと描写していて読みやすかった

2021/08/09

YH

今まで有吉佐和子の著作しか読んだことがないため、どんな人物だったのかなどは今回初めて知った。宮尾さんの作品と自分の中で比較することが多く、ジェンダーの面でも有吉さんの描く女性の方が好きだったが、そもそもの日本文化の捉え方などが違うんだなあという事がわかった。むしろ、有吉さんのバックグラウンドを知ると水村香苗の方が、文化の捉え方などは近いのかもと思った。

2009/09/09

kaikoma

何故彼女達なのでしょうか。全く違う時代を生きた2人の女流作家を、評論家の視点から斬るという設定が何とも興味深かったです。どちらもその人間性に対しては批判も多く受けた方でしたが、前者は奔放さ、後者は生真面目さが本文から垣間見る事が出来ます。

2016/12/31

しんこい

二人ともあまり読んだ事はありませんが、エネルギーあふれるというか。草食系以前の時代はこの位じゃないと作家なんかやってられなかったのかな。

2010/12/03

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