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姥ざかり花の旅笠 小田宅子の「東路日記」 (集英社文庫)

姥ざかり花の旅笠 小田宅子の「東路日記」 (集英社文庫)

姥ざかり花の旅笠 小田宅子の「東路日記」 (集英社文庫)

作家
田辺聖子
出版社
集英社
発売日
2004-01-20
ISBN
9784087476545
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姥ざかり花の旅笠 小田宅子の「東路日記」 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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鉄之助

江戸時代末期、北九州の裕福な商家の主婦・小田宅子(いえこ)さんが、同年代の主婦と伊勢、善光寺、日光などの名所旧跡を巡り、歌を詠みながら漫遊。あちこちで見せた、教養の深さや、好奇心旺盛なようすを記した「東路日記」がおもしろい。ちなみに宅子さんは、故・高倉健さんの五代前の先祖だ。著者・田辺聖子は、幕末の民衆パワー、特に女性たちの精一杯の支えが「明治維新という大風呂敷が裂けないように、日本の瀬戸際をからくも踏みこたえ、空前の大偉業を成らしめた」と指摘。恐るべし、時代を動かす「おばちゃんパワー」

2018/02/07

優希

面白かったです。江戸時代末期の旅物語。同世代の女性たちでの旅はエネルギッシュで、お伊勢詣りに始まり、信濃、日光、江戸見物、東海道、京、大坂へとその道を広げていくのが強かだと思わされました。この力はどこから出てくるのかと考えてしまうほど、中身が濃く、豊かで愉しい旅をしているのが伝わってきました。小田宅子さんは存じませんでしたが、それでも好奇心に任せて旅をした女性の旅行記として楽しめる1冊です。

2018/05/14

rokoroko

いつも挫折してしまう本。この宅子さんと年齢が近くなったためか読了。江戸時代末期のお金持ちの婦人の旅日記(高倉健さんの先祖)を田辺聖子さんが解説してる。「お伊勢参りに行きましょう」と50代の頃誘われて伊勢から善光寺日光鎌倉、京都と行ってしまう。その行動力やいかに。見習いたいまたその教養の深い事。江戸から東京に代わる時期の知的な底の厚さをしれた。凄い。ただ冗長で物語として面白いかというと、、、

2023/07/13

donau

おせいさんあっぱれ、それにしても題材のすばらしさよ!

2014/10/24

takao

ふむ

2022/09/06

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