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のすりの巣 (集英社文庫)

のすりの巣 (集英社文庫)

のすりの巣 (集英社文庫)

作家
逢坂剛
出版社
集英社
発売日
2005-04-21
ISBN
9784087478082
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のすりの巣 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ソルティ

やっぱMOZUシリーズおもしろくて一気読み!今回は暴力団、麻薬と拳銃、その裏には⋯という感じ。このシリーズ、本当にあるかもしれない、警察って実は闇組織?と疑いたくなるリアリティがある。美希と大杉は男女の関係になってほしくなかった、お互い気にしながらそこまでいかないスタンスでいてほしかった。ドラマの関係性良かったのに。このエピソード映像化されてませんね。「「まあ、きみは別だ。女だからな」(略)「ほら、また。あなたの性差別意識は、一生治りそうもないわね」大杉は、しまったというような顔をして、ビールを飲んだ。」

2023/02/08

KAZOO

百舌シリーズの第5弾ということですが、大杉と美希が出てきて警察内部の事件ということでは従来の続きという認識はできますが別物として読んだほうが期待感をうらぎられない気がします。この作品だけということであればまあ逢坂さんの力量がある程度出ていて犯罪者の特異性が読んでいてかなりわかりました。今月に更に大杉と美希のその後の話が出て完結するらしいですが、私は文庫になってから読もうと思っています。どなたか早めに感想を書いてください。

2015/11/02

るーしあ

百舌シリーズもついに完結。相変わらずのダイナミックなストーリーにうまく融合するハードボイルド。さすがの安定感を誇る。おそらく表紙の絵の州走かりほのエロティックな魅力にKO寸前。あの写真の想像が膨らんで仕方がない。残念なのはこの州走かりほがそれほど大物ではないこと。もっともっと悪女ぶりを発揮してほしかった。このシリーズがこれで終わってしまうのは残念。美希も大杉もまだ生きているのだから、また続けられそうなのに。

2015/02/17

れみ

百舌シリーズ5作目。暴力団員殺害と拳銃・麻薬強奪事件とその裏にいる「のすりのだんな」と呼ばれる警察関係者を計らずも追うことになった大杉と異性関係が派手な女性刑事・洲走かりほをマークする美希のそれぞれの事件が繋がって大きな闇の一端が見えてきて、いつもながらそれに果敢に挑むふたりの姿にドキドキさせられるけど、同時に、本当に悪い人にはなかなか手が届かないようなもどかしさも毎度の感じ。それにしても大杉はあんな大変なことになっちゃって…この先どうなるんだろう。

2016/03/14

修一朗

公安とその裏で政治家が陰謀をめぐらすという構図がパターンの百舌シリーズです。すっかり代変わり、百舌からノスリへ、倉木から大杉探偵になりました。573ページを一気に読ませるスピード感ある文章はさすがですが,ラストの展開が予定調和的になってしまうのが仕方ないところ。敵役の魅力で読ませるシリーズ,今回も妖艶なお姉さん登場,色気を振りまき暴れまわると思いきや黒幕の動機がチンケでやや小粒感がありました。大杉さんも美希も歳とってきたしなぁ…「墓標なき街」というタイトルの続編がすでに出ているらしい。

2014/11/08

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