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ヘルバウンドハート (集英社文庫 ハ 5-8)

ヘルバウンドハート (集英社文庫 ハ 5-8)

ヘルバウンドハート (集英社文庫 ハ 5-8)

作家
クライヴ バーカー
宮脇孝雄
出版社
集英社
発売日
1989-06-01
ISBN
9784087601671
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ヘルバウンドハート (集英社文庫 ハ 5-8) / 感想・レビュー

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hit4papa

映画『ヘル・レイザー』の原作ホラーです。究極の快楽を得ようと「ルシャマンの箱」を開け、魔導士を呼び出したフランク。ところがあちらの世界の快楽は人間界では究極の苦痛。異形のものとなったフランクは、人間に戻るため、彼を愛する弟ローリーの妻、ジュリアを使って人を殺害し、血を集めようとします。ローリーに好意を寄せるカーステイも混じえ、歪な愛がつづられるという読み応えのある作品。フランクは人間に戻れるのか、そして「ルシャマンの箱」とは…。ラストはオーソドックスではありますが、スリリングなシーンを含めて満足度大です。

2022/09/28

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

読了666冊*ホラー*ルマルシャンの箱、それを絶対に開けてはならない!…苦痛が快楽に変わり、快楽が苦痛に変わる《亀裂》の彼方の世界。箱の謎を解き、究極の快楽を希求してしまった…だが、異次元の存在が与えたそれは、身の毛もよだつおぞましいものだった・・・――読了666冊記念ということで、獣の数字(666)ネタでガチホラー(笑)!ホラー映画『ヘルレイザー』の原作であり、三浦建太郎、著『ベルセルク』の超問題シーン"蝕"の元ネタになったとも言われる本作。 ⇒続き

2013/07/25

眠る山猫屋

映画『ヘルレイザー』原作。ピンヘッドが有名かな?コミック『ベルセルク』の元ネタ。 究極の快楽を追求するフランクは、道標たるルマルシャンの箱を入手、謎を解き、異次元の魔道士を呼び出す事に成功するが…魔道士たちがもたらしたのは、究極の快楽ではなく、究極の苦痛だった… 世界の狭間で永遠に苛まれるフランクは、双子の弟の妻ジュリアに突破口を見いだし、ジュリアを利用し、現世に生還しようとするが…あらすじでした(苦笑)

2010/12/20

♪mi★ki♪

80年代のホラー映画「ヘルレイザー」の原作。究極の快楽を求めてパズルボックスを開けてしまい囚われの身になった男。男の解放の為に殺人を繰り返す彼の弟の妻。スプラッタ描写はあるけれど、大人になってホラーに擦れっ枯らした私には、あんまり怖くなかったな。

2016/02/29

リコ@りぃ

映画見てから読みました。映画も名作だけど原作もやっぱ名作。苦痛すら快い究極の快楽の世界(曰く「末梢神経の快楽」)に誘う「ルマルシャンの箱」を手にした男と、彼を現世に取り戻したい人妻がメインとなって巻き起こるぐちゃぐちゃスプラッター・ホラー。視覚と痛覚に訴えかける描写力、さらりとした筆致ながらキャラクターを紋切り型にはしない一歩踏み込んだ人物造形が魅力です。愛する男のために連続殺人に走る悪女ジュリアもさることながら、大人しい地味子だったカースティが毅然と魔道士と渡り合う終盤は胸がすく。めちゃくちゃ面白い。

2021/09/02

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