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十年後の恋

十年後の恋

十年後の恋

作家
辻仁成
出版社
集英社
発売日
2021-01-26
ISBN
9784087717396
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十年後の恋 / 感想・レビュー

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starbro

辻 仁成は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者らしい大人のラブ・ストーリー、パリのエスプリも新型コロナウィルスのスパイスも効いています。しかしマリエはどうしてこんなに男運がないのでしょうか?私は、10年以上恋をしていないので、久々恋におちてみたい♡ https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-771739-6

2021/02/18

美紀ちゃん

この未曾有のコロナ禍で、そのコロナ関連の小説がいくつか出てきている中、罹患した人の話は初めて読んだ。苦しそう。その苦しさを、恋の苦しさと絡めていて切ない。アンリのことが大好きで前半は甘甘でアンリに不信感を持つあたりから引き込まれて一気読み。 コロナに感染して集中治療室で生死を彷徨ったり色々あったがマリエはずっとグルグルしたまま「わからない」。グルグル。 この感じは「自転しながら公転する」に似ていてラストも、えーなんで?っていうところが、似ていると思った。 辻仁成さん好き。「サヨナライツカ」が最高に大好き。

2021/02/23

アキ

最後の一文に鳥肌が立ちました。大人の恋愛の行方に読む手が止まらなくなり、一気に読み終えた。フランス語でAmourには日本語の愛も恋も含まれるらしい。主人公マリエ・サワダは両親が日本人で離婚して2人の娘がいる。アンリは60歳で2年前に離婚した。彼女は離婚して10年必死に生活して子供を育ててきた。彼女にとって愛は許してしまうこと、恋は許してもらうこと。コロナ前に出会い、コロナ後には距離を置くことに。愛とウイルスは似ている。気付かないうちに感染し、不意に重症化する。過剰な愛は死に至ることも。そして愛は変異する。

2021/08/09

Nobuko

主人公は日系フランス人、コロナ禍のパリで暮らすシングルマザーのマリエです。「離婚して十年、そして、私はようやく恋をした…」アンリとの運命的な出会いから、不思議な魅力に惹かれて行くのですが、まわりから不安な話を持ちかけられアンリの別の顔を知る。彼は詐欺師なのか、マリエはコロナに翻弄され…。やはり恋とは落ちてしまうもの。自制心を保ちながら信じ続けることの苦しさ、切なさ…。主人公をひたすら励ましてしまいます。パリで暮らす辻さんらしい臨場感溢れる大人の恋愛ストーリーだった。コロナ禍として、はじめての小説。

2021/03/22

キンモクセイ

愛を望んでいるわけじゃない。愛ではなく恋がしたかった。離婚して二人の娘を育てながら懸命に生きてきた。アンリとの関係をどう呼ぶべきか。明らかに毎日が変わった。服装やメイクはもちろん仕草や言葉遣いまでだ。だから、愛じゃなくて恋がいい。愛は重すぎてしまうが恋だったら自分が輝けるから。まだ私たちは世界中を恐怖で陥れるウイルスを知らなかった。やがて私たちの間の出来事がコロナよりも私をパニックにさせた。十年後の恋が愛に変わる時、愛とウイルスは似ていると気づいた。愛にも無症状の時期がある。いつの間にか重症化してしまう。

2022/01/26

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