スポーツドクター
スポーツドクター / 感想・レビュー
tom
図書館で手に取り、パラリと開けた。すると、筋肉が云々、関節が柔らかさがどうとか、さらに関節が柔らかすぎてかえって云々という文章が目に入って借りてきた。スポーツドクターの仕事、少年野球に対する監督や親のすさまじさ、ドーピングを取り囲む状況など、話題は豊富。ただし、小説として読むと、少しばかり辛い。初心者用お勉強の本です。
2012/02/01
Momo
題名に惹かれて読みました。スポーツドクターの靭矢先生、バスケ少女の夏希をはじめ、スポーツに関わる人たちの様々な思いが書かれています。中でもドーピングのお話は正直結構重かったです。「スポーツ=ただ楽しいもの」ではなく、本気でスポーツと向かい合っている人にとってはスポーツは一筋縄ではいかない、難しいものでもあるのかな・・・と思いました。
2014/03/09
noanoadog
スポーツ関係の小説がけっこう面白いので、借りてみた。視点は面白い。スポーツ障害などへの警告書ともなっているが、せっかくだからもっと面白くできたような気もする。いろんなテーマを扱いすぎたのかな。ドーピングだけに絞って話を作った方がよかったのかな。うーん、それだと派手さや新鮮味に欠けるか。ちょっとだけのラブの話が余計という人がいるかもしれないが、私は好きだった。続編を書いてみてほしい。
2012/08/23
ころにゃん
バスケ部活、リトルリーグの親子、競泳の有力選手、ドーピング疑惑。スポーツドクターのところにやってくるアスリートの怪我、迷い、不安がこの小説をドラマチックにしている。ドーピングについては重いテーマをなんとか、小説の娯楽性でまとめている。 試合に出たい選手を、ほんのちょっとの時間でも出られるようにしたり、親子関係に配慮して、アスリートの気持ちをくみ取るドクター靱矢(うつぼや)の優しさが心にしみる。
2012/05/19
Mitsuo Seki
短編集のようでいて、最後はおさまるところに収束していく。 スポーツドクターという職業の視点から日本スポーツ界(特に若い世代を預かるコーチなどに多い)の未だにある精神論優位性に釘を刺しているところは評価できる。 文章は平易でストーリーも重くないので、気軽に軽い本を読みたいときに最適な一冊。
2012/01/21
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