最後は住みたい町に暮らす 80代両親の家じまいと人生整理
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最後は住みたい町に暮らす 80代両親の家じまいと人生整理 / 感想・レビュー
アイシャ
80代後半となった両親を、それまでの大きな一軒家から、施設に入れるのではなく、街中のマンションに移り住ませる手伝いをした経緯のエッセー。ご本人が暮らしにかかわることの専門家の方のようで、ここまで至れり尽くせり考えつくことはなかなか難しい。お父上自慢の坂の上の眺望のよい大きな家は、車を手放しからは暮らしにくい家となった。ご両親の自立生活を応援するための作者の努力には頭が下がる。同時に将来の自分のこととして、子供への迷惑を最小限とするためのアドバイスとしても読み取れた。せめて家の中の片づけを少しづつ進めたい
2024/05/10
tetsubun1000mg
「イギリス流・・」という本を100冊以上出版されている方で、この本で4冊目となった。 イギリスにも自宅を持つという英国通の筆者だが、長崎暮らしの両親も80代となり家じまいや遺産相続の準備が必要になって書きまとめた記録との事。 東京暮らしの筆者が長崎に帰って不動産屋、司法書士、引っ越し業者などと打ち合わせるのだから大変な忙しさだと思われるが、高台の豪邸から生活に便利な町中の2LDKのマンションを購入して豪邸を売却する過程を紹介。 年を取ると町中のマンションが住みやすいようだ。家財の処分など参考になった。
2024/04/09
紅ずきん
60代の著者が80代の両親の終の棲家(=新築マンション)への引っ越しを手掛ける。自分も年を取ってからは街中のマンションに引っ越したいと考えているのでとても参考になりました。それよりも旧居である海の見える御殿の実家売却や遺言書作成、介護問題の煩雑さにめげそう。地元の頼れる業者さんとの出会いがいかに重要か。あと10年早かったらもっとスムーズに物事が運びそうなのに、70代の親っていうのはまだ現役感あるからなぁ。まさにウチがそんな感じ。最後の方の旧居と新居の写真が興味深くてワクワクする。
2024/03/13
ねここん
高齢者になると気難しい、というのは理解できるが忍耐が必要だ。親から学び己の始末もつけている。私には今後の不安しかない。
2024/05/04
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