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ともだち

ともだち

ともだち

作家
椰月美智子
出版社
小学館
発売日
2024-03-06
ISBN
9784092893351
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ともだち / 感想・レビュー

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雪丸 風人

国際色豊かな小学校で、おっちょこちょいな六年男子が「しずかじゃない日々」を過ごします。子供達の連係プレーが先生をタジタジにさせる学級会のシーン、グッときたな~。あえて狙ったんだと思いますが、主人公の影が薄いことで、クラスメイトたちのキャラの濃さや躍動感が引き立っていた印象。差別しない子の心のきらめきや、自己主張する子の前のめりな感じなども魅力たっぷりでしたね。書写の先生の包容力には、私もこうありたいと感じましたよ。読むことで物語の子どもたちと一緒に成長できそうな作品です。(対象年齢は10歳半以上かな?)

2024/03/22

信兵衛

まさしく、小学校のクラスだって、社会の縮図なのです。 是非、読んで、考えてみてください。勉強になる筈。

2024/04/07

そうたそ

★★★☆☆ 毎日小学生新聞に連載されていたという一作。ある小六の一クラスが描かれる。どこにでもありそうな小学校の普段の日常ではあるが、そこには様々な人間関係があり、それにより色々なことも起こる。大人社会とはまた違う、この歳ならではの独特の人間関係が形成されている。子どもたちは子どもたちなりに物事を解決していこうとする様が実に爽やか。どこか懐かしい気持ちにもなって読めるストーリーだった。

2024/04/16

joyjoy

友達ってなに?って考えだすまえに、「おれたち友達な!」で仲良くなっちゃえる無邪気な関係っていいな。周囲の大人へ無条件の信頼をおけるなかで育ったからこそ、そういう関係を自然に築ける気がする。六年生。友達ってなに?から、家族とは?社会とは?世のなかとは?と、いろいろ思いが及んでいき、世界が、自分が広がり始める年頃なんだなと感じた。スカイの「……友達には言えないことでも、We Canには言えるってこともあるんだって、今日わかったところだ」という言葉にも、彼が悩みをとおして成長する様が表されていて好ましかった。

2024/04/26

miya

小学6年生のジュン。個性的なともだちとの交流や色んな出来事を通して成長していく。名前が全部カタカナ表記で誰が誰かわからん!と思いながら読んでいたら最後にフルネームが出てきて、思い込みの怖さを知る。初めからわかっていたらきっとフラットな感覚では読めなかった。自分がいかに偏見に満ちた考えであるか思い知らされた。色んな子が通う公立の小学校。楽しいことばかりではないし嫌なこともたくさんあるけど、学ぶこともたくさんある。先週入学式を迎えた末っ子もこれから色んな経験をするんだろうな。

2024/04/14

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