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私はスカーレット (下)

私はスカーレット (下)

私はスカーレット (下)

作家
林真理子
出版社
小学館
発売日
2023-06-14
ISBN
9784093866781
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私はスカーレット (下) / 感想・レビュー

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starbro

上下巻、900頁弱、完読しました。一人称で語るので、正に「私は、スカーレット・オハラ」でした。小説はこれで良いですが、やはり映画、生涯MyBestMovieの「風と共に去りぬ」に軍配を挙げます。1939年作のこの映画を当時の日本帝国軍の幹部に観せていたら、日米開戦はなかったと思うのですが・・・ https://www.shogakukan.co.jp/books/09386678

2023/07/30

よつば🍀

マーガレット・ミッチェルの名作『風と共に去りぬ』を、林真理子さんが一人称小説にアレンジした作品で完結篇。敗戦により財産や家族を失い一気にどん底へと落ちたスカーレット。その日食べるものにも困る様な生活でも彼女はめげない。物語の背景に南北戦争や人種差別など重いテーマが盛り込まれているが、スカーレットの自由奔放さがそれを上回り軽やかに読み進める事が出来た。幼い頃から恋焦がれて来たアシュレと、野心的な異端児、レット・バトラー。二人の男の間で揺れ動く恋心も読みどころ。最強にして無双、スカーレット・オハラここにあり。

2023/08/22

まあか

どんなにお金があっても、手に入れられないもの。それは、人の心。人の心だけは、意のままにはならない。どんなに深く愛しても、相手の心は手に入らない。人によって、大切にしている信念は異なり、愛し方も異なる。レットのスカーレットへの愛、スカーレットのアシュレへの愛。どちらも報われない。特にレットの愛の大きさ、深さには胸が締め付けられる思いだった。スカーレットがレットへの愛に気がついたときには、時すでに遅し。でも、スカーレットは、失ったとしてもまた手に入れるのみ。その強さ、逞しさが美しい。楽しい読書だった!

2023/08/25

すだち

私はスカーレットIVの続き。敗戦後、困窮生活を生き抜くスカーレットの力強さは相変わらず。自己中な所もおしゃれ心も失ってない。最初の夫(チャールズ)はあっという間に死んでしまい、冴えないおじさん(フランク)と何となく結婚し、レットとは打算的な結婚。結婚運はあまりないかも。最後はうまく収まったけれどそこまでが辛い。掴みどころのない義妹、メラニーはずっと味方だったのね。黒人奴隷の主人への忠誠心は美化してはいけないというが、アメリカの歴史の中の一面なのだろう。

2023/12/17

くろにゃんこ

文庫本で4巻まで読んで5巻の発売を楽しみにしていたら、単行本の上下巻の発売(*_*)いったいどうなっているのかと調べても分からず、本屋さんで手に取ってどうやら上巻は今まで文庫本で読んだものみたい…と下巻を読みました。どういう販売計画なのでしょう(-.-)内容的には何度も映画館で観て、しかもビデオも持っていたので映像が浮かびながらの一気読み。アシュレのどこがいいのかは永遠の謎です。そして常に前を向くスカーレットの強さはやっぱり憧れ。

2024/03/09

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