読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

サルデーニャの蜜蜂

サルデーニャの蜜蜂

サルデーニャの蜜蜂

作家
内田洋子
出版社
小学館
発売日
2020-05-27
ISBN
9784093887748
amazonで購入する

サルデーニャの蜜蜂 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

アキ

イタリア在住30年を超えて、同じ国内でもミラノ・南部カラブリア・リヴォルノと地域毎に違う街の歴史は、幾千もの無名の人達の営みが積み重なって成されるもの。ふとしたきっかけで知り合った飾り気のない市井の人々の人生の断面が15篇、著者の目を通して語られる。いつものような匂いたつような妖しさを、60歳を超えた著者に期待するのはお門違いなのでしょう。題名と表紙の写真が魅力的なのはいつも通りですけれど。蜂蜜は島のエキスだ「サルデーニャの蜜蜂」ミラノの特産品はお金だろう「迷える庭園美術館」など、小気味いい文章たち。

2020/07/09

pohcho

冒頭の一編がすごい。父母から離れて独りぼっちになり、大好きな本を抱きしめて、地下の真っ暗な防空壕の壁を一心不乱に舐めた・・。ホロコーストを生き延びたユダヤ人女性が語る、十歳の少女の頃の思い出。短いエッセイなのに、一本の映画を見たような・・。「満月に照らされて」「聖なる人」もよかった。フィクションではないので、綺麗にまとまらない苦い話も多いけど、それもまた人生。異国に住みながら、こんなにも多くの人と、こんなにも深く関われるなんてすごい、といつも思う。装幀もとても美しい。珠玉のエッセイ集。

2020/06/06

kawa

イタリア在住40年で巡り合った人々との交流を描く、著者初読み。「馴れたはずの匂いや手触り、味、気配、音や光が、ふとした拍子に、沈んでいた記憶を呼び起こす。」(著者のインタビューのネット記事引用)、こう言う感慨は良くあるのだが、何気ない人々との交流をドラマチックに仕立て上げる力量が印象的。じっくり再読して味わい直したい、他作品も読んでみたい欲求を引き出される魅力的な作品でした。

2020/07/15

mametoume

ラジオ深夜便で内田洋子さんのお話を聞き、図書館で借りました。短編のエッセイ集ですが、ミラノ、ベネチア、サルディーニャなどイタリアの様々な場所と人々。大学生時代のお話もありました。同世代なのでタイプライターのオリベッティ社とか懐かしすぎます。

2020/10/27

慧の本箱

内田洋子氏お初です。向田邦子のエッセイと並行して手にしたのがいけなかったか今一つしっくりこなかったのです。なぜだろう・・只所々に登場する料理がイタ飯好きには興味津々。

2021/04/05

感想・レビューをもっと見る