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ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論

ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論

ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論

作家
小林よしのり
出版社
小学館
発売日
2009-06-04
ISBN
9784093897150
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ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論 / 感想・レビュー

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きむこ

一冊まるまる天皇論。ゴー宣は相変わらず過激で濃密な内容。小林さんホントによく勉強してるなぁ(^_^;)憲法の本を読んだ時にも感じたけれど私達の学校で習う『天皇とは』はあまりに薄くさらりと流されていて実際は天皇のことを何も知らないということに気づく。なぜ日本の教育はこういう日本の誇れる大事な事をさらりと流すのだろう。天皇は1400年前から祭祀王である。天皇とは日本の飾りと理解している若者も少なくない。まずは教える側から勉強する必要を感じた。

2016/01/08

mitei

日本にある皇室について著者の感覚から分かりやすく書かれていて、天皇論入門に最適と思う。よく最後の女性天皇でもいいとの表現について評価を落としている人に驚く。この本が出たあと著者は宮内庁の宮中行事に呼ばれていたが的外れの意見ではないことの証左なのではと思う。

2010/01/27

ひろき@巨人の肩

再読。小林よしのり先生の現代皇室への畏敬の念がひしひしと伝わる。古代・中世の天皇観は美化しすぎかなと思う点も多く「逆説の日本史」のほうが個人的には腹に落ちるが、現代の天皇観には共感する事が多い。紀元前660年から続く万世一系の天皇を祭祀王として敬い、社会の権威と秩序を保つことが日本の理想像だと思う。現代の皇室弱体化への世論はGHQが仕掛けた時限爆弾に「少国民世代」のトラウマが作用した結果というのは興味深い。本書は皇室用語、祝日の意味、系統図など皇室入門書の側面も持ち合わせているため繰り返し読みたい。

2015/09/27

Y2K☮

知人が愛子さまを「敬宮(としのみや)殿下」と呼んだら眉を顰める? それは「新嘗祭」を「勤労感謝の日」に変えたのと同じGHQの罠。「明治憲法は天皇主権」と記す教科書も嘘(もしそうなら対米開戦は無かった)。戦前も戦後も立憲君主であり国民の安寧を祈る「無私」の祭司王。権威を守る天皇がいなかったら独裁者が君臨する自由も人権も無い国になっていたかもしれない。少し前まで知らなかった事ばかりで何度も頭を抱えた。男系維持が難しいなら女系でもいい。続いて欲しい。反対する人もまずはこの本を読んで正しい知識を身に着けて下さい。

2016/09/09

ロッキーのパパ

知識としては参考になったし、皇室に敬意を払うという意味では共感できる。ただ、「論」としてみると気になるところが多すぎる。例えば、神武天皇の即位を「日本」の歴史の起点としているけど、それが史実としても、記紀でも熊襲や蝦夷(北海道じゃないよ)など中国で言う毛外の民に当たる記述はあるし、無理があると思う。そもそも、沖縄や北海道はヤマトの範囲外でしょう。また、天皇が政治利用される点についてナイーブ過ぎる。個人的には、今の憲法の規定の方が皇室にとっても平穏なんじゃないのかなと思う。

2015/01/21

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