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お江戸風流さんぽ道 (小学館文庫)

お江戸風流さんぽ道 (小学館文庫)

お江戸風流さんぽ道 (小学館文庫)

作家
杉浦日向子
出版社
小学館
発売日
2005-06-07
ISBN
9784094023626
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お江戸風流さんぽ道 (小学館文庫) / 感想・レビュー

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mahiro

江戸の四季や行事食べ物こだわりなど、今回も杉浦さんの案内で頭の中に蘇る江戸の町を楽しく散歩させて貰った。散る花を愛でる花見や正月の門松等現代に続く物でも当時とは趣が異なっている物も多く、又長屋の人々の結びつきも思ったより強い物で、落語の『長屋の花見』もそういう中から生まれたのかと納得、浮世絵で説明の女性のお洒落とか『小股の切れ上がった』の解釈は面白かった地味な中の一点の華やかさが江戸好み、天災や火事や辛い事も多かったのに明るく日々に楽しみを見付ける江戸の人々は粋だなあ。

2020/08/09

のびすけ

面白い。日向子さんの本はどれも「江戸ってステキ!」「江戸で暮らしてみたい!」と思わせる。まるで江戸で暮らしていたかのような自然な語り口で、江戸の生活や文化、江戸っ子の気質を紹介する。一番興味深かったのは江戸の「町」の紹介。江戸では自治組織が早くから確立し、環境整備が町のモラルとして定着していたため、道は路地の裏の隅々まで美しかったらしい。その他にも、災害時の幕府の支援体制や町全体での協力体制、寺子屋の教育制度など、現代と変わらない社会のシステムが構築されていたことに改めて驚く。

2020/10/01

onasu

日向子さんの描く江戸には、江戸っ子が暮らしている。そんな絵に描いたような江戸っ子なんぞいないのだけど、日向子さんを通すとそんな輩がいたように見えてくる。それが、彼女の独特な江戸との間合いのなせる業なんだな。  内容は二部構成になっていて、第一部は江戸の暮らしを項目ごと、第二部はテレビで放映された4回の講義をまとめたもので、特に後者は取っつき易く、且つありし日の映像が思い出されると共に、日向子さんによる(掲載された)美人画解説が嬉しい拾いものでした。

2019/12/18

金吾

杉浦日向子さんの江戸の話は本当に江戸の風景が浮かんでくるような気がします。この本は江戸の庶民の生活が解りやすくまた面白く書いています。一日五合飯はビックリしました。

2020/04/24

meow3

江戸の町のくらしや食べ物、ファッションなどの紹介はいつも通り楽しめます。今回のびっくりは江戸の時間が太陽が出ている時と月が出ている時をそれぞれ六等分するので、季節によって一時の長さが変わる不定時法という方式だったということ。夏と冬で一時の長さが変わるって。。。

2020/05/26

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