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風流江戸雀/呑々まんが (ちくま文庫 す-2-15)

風流江戸雀/呑々まんが (ちくま文庫 す-2-15)

風流江戸雀/呑々まんが (ちくま文庫 す-2-15)

作家
杉浦日向子
出版社
筑摩書房
発売日
2023-04-12
ISBN
9784480438737
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風流江戸雀/呑々まんが (ちくま文庫 す-2-15) / 感想・レビュー

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HANA

「風流江戸雀」「呑々まんが」の二編を収録。前者は江戸時代の人々の暮らしぶりを川柳と共に描いた作品で、江戸時代の日常を「いき」と「すい」を集めて煮詰めたような印象を受けた。駘蕩とした暮らしぶりで、見たことも聞いた事も無い江戸の人々がどこか懐かしくなるよう。後者はどちらかというと落語ネタが多いような印象を受けるが、こちらもその駘蕩とした雰囲気は存分に味わえる。読んでいるうちに川柳に興味が湧いてきたけど、この雰囲気は著者の手腕あってのものなのだろうなあ。江戸という独特の空間に、どっぷりと浸かる一冊でした。

2023/05/08

けやき

漫画。新潮文庫版の「風流江戸雀」は読了済だが、このちくま文庫版は「呑々まんが」が全話収録されており、初読みもあり。江戸の川柳が、杉浦さんの絵で息を吹き込まれ、楽しく読めた。

2023/04/14

kana0202

杉浦日向子はイイなぁ。解説の南伸坊の気分がよくわかる。物価高騰の哀しい世の中、杉浦日向子で逃避するわたし。

2023/05/18

Tatsuo Ohtaka

江戸時代の風俗や人間模様を、俳句や川柳とともに描く。「風流〜」は4ページ完結で2句、「呑々〜」は1ページで1句という17文字並みの短さなのも◎。折々に読み返して余韻を楽しみたい名品だ。

2023/04/30

圓子

ぼくの心はいちにちも日向子の江戸の上を去らぬ。いいことばかりじゃないにしろ、目と手の届く範囲で精一杯暮らすのなら、そりゃまあそういうもんだものしかたなしよと呑々しているよりほかないのかもしれない。一周回って呑々。

2023/06/14

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