読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ) (小学館文庫)

手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ) (小学館文庫)

手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ) (小学館文庫)

作家
穂村弘
タカノ綾
出版社
小学館
発売日
2014-02-06
ISBN
9784094060225
amazonで購入する Kindle版を購入する

あらすじ

鬼才歌人と異才画家、渾身のコラボ歌集。

2001年の刊行時、短歌界の内外にセンセーションを巻き起こした問題の歌集が電子化。キャバクラ嬢「まみ」と、やっぱりキャバクラ嬢であるその妹の「ゆゆ」、そしてウサギの不思議なトリオの、詩的でほわほわしていて乱れていてストイックな生活と、まみとゆゆを巡る恋人や友達や隣人たち、そして切なくふるえるまみの心、愛、祈り。
手紙魔「まみ」は「ほむほむ」こと歌人穂村弘に大量の手紙を送り、穂村弘はその手紙の中のフレーズを変形させて使ったり、そこからインスパイアされてまったく違う短歌をつくりだしたりしつつ、「手紙魔まみ」という、実在するくせに虚構でもあるあやうい存在を歌集の中に生成する。
装丁・挿画には、センシブルな若い女性に熱烈なファンを持つイラストレーター、タカノ綾(カイカイキキ所属)を起用、ポップでキッチュな部分とはかなさや切なさのあやういバランスを、ビジュアル的にも訴求する。

【ご注意】※この作品はカラーイラストが含まれます。

手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ) (小学館文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

まさむ♪ね

なんてあやういんだ、まみ。できればお近づきにはなりたくないけれど、気づかれないようにこっそりと物かげから見守って痛くなる。ぼんやりとした淡いピンクのぐるぐるうずまきに、鋭いナイフのような言葉たちが投げ込まれ、それがものすごい勢いで回転しはじめる。狂気をはらんだまみの危険で孤独な妄想哲学。もう、きらきらでくらくらする。《水準器。あの中に入れられる水はすごいね、水の運命として》《ひかひかの蜘蛛のめんめの表面が艶消(マット)になるよ、死んだ瞬間》《なんという無責任なまみなんだろう、この世のすべてが愛しいなんて》

2016/07/10

Mishima

ゆるゆるした気持ちになるかと思いきや痛い気持ちになってしまいました。気持ちが動いたのだから、これもまた感動。気分転換に猫と遊びます。されど、穂村弘さん、また読んでしまいそう。

2015/07/20

kiyoka

手紙魔まみのことはほむほむのエッセイにも何度か登場していたので知っていた。けど予想以上!どうみても不安定な10代くらいの女の子の感性。さすが大島弓子やユーミンが大好きなだけあるなぁ。自分のことを"まみ"と呼ぶその名前がまたぴったりで自意識過剰ぎみでエキセントリック(そしてたぶん可愛い)まみの姿が浮かび上がる。ほむほむもあとがきで「もう二度と書けないし、その世界に近づくこともできない」と言っていた。そしてまたタカノ綾さんのイラストが可愛くてエロティックで素敵。たびたびこの世界に浸りたくなってしまいそう。

2019/03/24

ハンナ

せっかく手に入れたのに、読んでは放置し…を繰り返していた。こんな文庫サイズでカラー絵付きの歌集、いいなぁー!ちょっと個性的過ぎて外では読みにくいけれど、歌集といえば重いものが多いので、こうしたサイズは嬉しい。そして絵本のように可愛い! 独特の世界観だけれど、こうして連歌で物語を綴っていく方法もあるのか…ということを体験させてくれました。本当に、ほむほむの中にはまみのような乙女が巣作っているのでは?!と思わされる。 でも、歌を詠んでいる人格は違うというのはよくあることかも…??

2015/09/10

橘@お休み

夏だからと再読しました。短歌からも挿絵からも狂気を感じる、とても好きな空気です。わたしの中にもきっとまみはいて、その濃度が高まっている気がします。とりあえず、昨日の朝から何も食べてなくて、今晩も食べられないと思います。まみは雪舟えまさんだと目にしましたが、雪舟さんこんな感じだったかな…。

2017/08/27

感想・レビューをもっと見る