パーフェクト・クオーツ 碧き鮫 (小学館文庫)
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パーフェクト・クオーツ 碧き鮫 (小学館文庫) / 感想・レビュー
みやこ
ここまでこの物語を追うことのできた満足感と、更にその先の物語を読みたいという餓えと。せめぎあう感情に揺られて溜息。個人、家庭、社会、国、世界。世界が個人に襲い掛かったら逃れようがない。世界のうねりを個人では止める術がないことを思うとうすら寒い気持ちになる。そして国のトップが変わる重みを、ここ数年痛感させられる事ばかりだ。前作『北の水晶』での出来事を同時系列・別視点から語られる物語。今作中には登場しない葉山の存在感が半端ないのは、誰もが彼に魅せられているから。提示された新たな謎が気になって仕方がない読後。→
2021/03/27
kei302
2017年2月にマレーシアのクアラルンプール国際空港で金正男が毒殺された事件は衝撃的だった。 裏には一体何があったのだろう。その疑問が明かされるようなフィクション。五條先生、さすがです。 洪、憎めないキャラで割と好きなのに、葉山も坂下も極端に嫌っている。腹黒いし、油断できないヤツではあるが…。 葉山の両親の謎も少しずつ見えてきた。小学館文庫さま、続き、お願いします。切に切にm(_ _)m
2020/12/30
RIN
『北の水晶』と同時進行の坂下版というか韓国編というか。ようやくいろいろなピースが埋まってきたが、まだまだ欠落部分がある。例のあの事件は衝撃だったが、小説でなくとも必然だったなぁと。昨今関心の薄れつつある北朝鮮の工作。解説によるとあと1作で半島編完結で、その後は大陸編の構想もあるとか。早く読みたい!チラ見せのサーシャがメインの物語も読みたい!
2022/05/02
Syo
前回の作品の 主人公が代わった作品。 よくできました。
2021/08/30
み
北の水晶と同じ時を、坂下さんから描いた作品。北と南って、複雑ですね(^^;今作には、サーシャが、チラッと登場。
2022/05/03
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