お願いおむらいす (小学館文庫 な 34-2)
お願いおむらいす (小学館文庫 な 34-2) / 感想・レビュー
さくら★もち
公園で催される食の祭典「ぐるフェス」を舞台に、やりたくない仕事、身体の不調、家族のために選ぶ道、諦めきれない夢など、人生において様々な葛藤を抱えた人々の姿が描かれる物語。都合良く奇跡は起きない。でも人との出会いに、家族との絆に、誰かからの言葉の中に、小さな希望のカケラが散らばっている。積み重ねてきた過去にたくさんの可能性があったように、これから先の人生にだってたくさんの可能性があるんじゃないかな、と読んで前向きな気持ちになれた。それにしても登場するグルメが魅力的。かすうどん、久しぶりに食べたいなぁ。
2023/08/26
ごま麦茶
ぐるめフェスティバルに関わる人たちの、短編連作集。どのお話も、なんだかほんわりあたたかい気持ちになれました。最後の『フチモチの唄』では、ほろり。出てくる食べ物の描写もとても美味しそうでした。ミュータントおじや、どんな味なのか気になる(笑)
2023/08/19
水さん
誰かに話せばうまくいく悩みってあるかもね
2023/09/02
まこりん
面白かった。ぐるフェスに来る様々な人たちの話をまとめた短編集。少しずつ関連があって、次々に話が展開していき興味をもって次の話に進めた。総じてハッピーエンドなのも良かった。お仕事小説であり、各人の生き方紹介でもあって心地良い読了感が残った。
2024/03/20
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