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9月9日9時9分 (小学館文庫 い 55-1)

9月9日9時9分 (小学館文庫 い 55-1)

9月9日9時9分 (小学館文庫 い 55-1)

作家
一木けい
出版社
小学館
発売日
2023-09-06
ISBN
9784094072891
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9月9日9時9分 (小学館文庫 い 55-1) / 感想・レビュー

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アッシュ姉

やっと出会えた好きな人。その初恋が家族を傷つけるものだとしたら。いやこれはきつい。大切な家族のために別れようと決意しても、好きな想いは抑えきれない。高校生だし。家族に反対されるなか、自分の気持ちに正直になることはそんなにいけないことなのだろうかと思い悩む漣。姉妹のどちらに味方するかで感想が大きく変わりそうだが、いずれにせよ苛々悶々やきもきするはず。携帯まで制限するのはやりすぎかな。

2024/04/16

よっち

バンコクからの帰国子女で、日本の生活に馴染むことができないでいた高校1年生の漣。そんな彼女が高校の渡り廊下で見つけた先輩に一瞬で心囚われてしまう青春小説。目をそらせないと気づいてしまった、自分を助けてくれた先輩。どうしようもなく惹かれてゆく中で、好きになってはいけない相手であることに気づく漣。かけがえのない自分の居場所も家族への配慮も大切で、多くの人の話を聞きながらどうにかならないのかと必死に抗う漣の想いがとても切なくて、頭では分かっていてもどうにもならないことってあるよな…としんみりとしてしまいました。

2023/09/06

まぁみ

物語のテーマは重い。DV、モラハラ、貧困、差別…登場人物たちの抱える問題はとても大きい。だが、蓮(主人公)の真っ直ぐさと空気を読まない明るさが、暗い世界を払拭してくれる。タイのもつイメージやお国柄なのか、とてもキラキラした印象さえ与えてくれる。蓮の友だちも皆、前向きで思慮深い。でも…私は蓮はいい子過ぎると思う。あそこまで慈悲深くなれるものかしら?ご両親を通して見てもちょっと異質だ。物語はハッピーエンドだが、未来は明るくない気がするのは私だけかなぁ。いろいろ考えさせられたけれど、面白かった。米陀さん最高!

2023/09/11

高梨

兄が丁度数年前にタイに海外赴任していたこともあって、タイ!!となって読んだ本。漣のどこかむこうみずな性格、正直最初は米陀さんと近い思いを抱いて共感できなかった。でも、次第に変わろうとしていく漣はすごいと思った。それと、私は漣と朋温みたいな燃え盛る炎のような恋愛は経験がないからそんなものに高校生で出会える二人はすごいと思った。エンディングは私にはすごく唐突に感じて、正直よく分からなかったところがいろいろあるから是非とも誰か解説してほしい。

2023/11/02

蓮にたまらなく感じるうっとうしい思い 自分でない他人に介在されたくない でも、誰かが入ってなんとかなることもあるし、ならないことも悪くなることもあって、全て自分が決めること 山の話は保育士って保育園エピソードとつながっている?もしそうならば、人と人のつながりを推しはかれてよかった

2024/01/23

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