恋する母たち (1) (ビッグコミックス)
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「恋する母たち (1) (ビッグコミックス)」のおすすめレビュー
40代子持ち。夫は私を裏切り失踪――絶望を埋めるためのセックスは罪ですか?
『恋する母たち』(柴門ふみ/小学館)
夫や世間が求める母や妻、大人の女性としての“あるべき姿”を演じるばかりに、自分の欲望や感情に鈍感になっていないだろうか? 夫からは愛情不足で、恋も許されず、子育てや仕事がうまくいかないとき…女性たちのやるせない気持ちはどこに解放すればよいのか。
一世を風靡したトレンディドラマ「東京ラブストーリー」や「あすなろ白書」の原作で知られる漫画家・柴門ふみ先生の最新作『恋する母たち』(小学館)の主人公は、3人の40代女性。浮気相手と失踪した夫を10年待つ石渡杏、社内不倫に入れ込む夫に悩むセレブ妻・蒲原まり、作家志望の専業主夫と暮らすキャリアウーマン・林優子。それぞれに異なる生活と背景を持つ3人の、家族との大切な暮らしの中で感じる「虚しさ」とその隙間を埋める新しい「恋」を描く話題作だ。
心が寂しいとき、「恋」に落ちない自信はありますか?
杏は、心から夫と息子を愛す、“よき母”で“よき妻”だった。優しい夫とかわいい息子との愛に溢れた暮らしが続くことを信じてやまなかったが、ある日、夫の会社からの訪問で、夫が会社の金を横領して…
2019/1/26
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©柴門ふみ/小学館
続きは本書でお楽しみください。
2020/10/30
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息子が通う名門校で出会った3人。落第目前の子供たち、夫の家出や社内不倫…。恋する母たちの行方はいかに? 夫の不倫の証拠を目にした杏は、大きなショックを受ける。そんな彼女を見て、男は…?
©柴門ふみ/小学館
<第8回に続く>
2020/10/29
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恋する母たち (1) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー
ミカママ
女性セブンに掲載されてたらしいけれど、普段コミックスや小説は飛ばして読む(単行本化されてから読む派)ので、こんな楽しい作品があるとは知らなかった。主人公はアラフォーの三人。息子たちが都内超進学高での同級生、という共通点。とはいえ共通点はそれだけで、あとは夫の収入から自らの立ち位置もまったく違う彼女らが、それぞれに恋愛の悩みを抱え…という設定ですな。サイモンさんが、対談で語ってらした「10年あたためたネタ」とは、コレだったのか(笑)ほぼ実話ベースかと思われ。6巻まとめて大人買いして、小学館さんにご恩返し。
2020/07/26
しいたけ
三種三様の妻たち三人。導入の1巻なのにとてつもなく重たくて深い。これから本当の友人になっていく展開なのだろうか。そうだといい。腹の中を語れる相手がいれば、崩れ落ちる寸前の支え棒になる。三人とも幸せになってほしい。
2020/11/07
ぐうぐう
三人の母が恋をする物語。当然のように不倫の展開があり、あるいは子育ての問題や、職場における女性のキャリアの問題も描かれている。設定やエピソードのひとつひとつは、現代を感じさせるリアルなものだ。なのに、ファンタジーのように思えてしまうのはなぜだろう。柴門ふみの夫である弘兼憲史の『黄昏流星群』は、老年の恋を描いた作品で、寓話性の高い作りだ。物語はファンタジックであるはずなのに、そこにとてもリアリティを感じてしまう。つまり物語にとってリアルとは、イコール現実的ではなく、いかに説得力があるかどうかなのだ。
2018/06/09
ギルダーツ
無料版に出くわし読了。柴門ふみは「小早川伸木の恋」以来、久しぶり。たまにはこういうのもいい。非日常感たっぷり。
2021/04/30
あゆみらい
久しぶりに柴門ふみ。名門私立中学同級生の母たちのそれぞれ。父たちがまずは、だらしなさすぎる。家出した横領夫、不倫三昧の弁護士夫、主夫のだんなさんはまだ悪くなさそう。これから。
2021/11/16
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