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健康で文化的な最低限度の生活 (12) (ビッグコミックス)

健康で文化的な最低限度の生活 (12) (ビッグコミックス)

健康で文化的な最低限度の生活 (12) (ビッグコミックス)

作家
柏木ハルコ
出版社
小学館
発売日
2023-08-30
ISBN
9784098625482
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健康で文化的な最低限度の生活 (12) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー

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しいたけ

はじめから泣かされました。知的障害がありながら手を差し伸べる手もなく本人責任という冷たさの中で路上に暮らす人。つらかったです。次巻に続く引きこもり問題。これも既に胸が痛いです。

2023/12/09

OHモリ

・貧困ビジネスのオレンジパルムシリーズの最終章は、石橋や彼の上部にいた悪人たちについてこれでは済まないかもという不安を残しつつも、角間氏に関してはハッピーエンドとなった。 ・そして新シリーズが展開される。東京でまさかの水害、自室で孤立してしまった引きこもり・・・

2023/12/13

ozoz

重いテーマながら、ぐいぃと引き込む展開と着地点。マスクもしっかり描きつつ表情も伝わる画力に圧倒。新章は災害。胸がつまる。あっという間に、何もできない状況にのまれていくさまは、自分の水害経験を思い出す。謝辞の多さに、取材の熱量を感じる。読み応えありすぎ。

2023/12/26

モルテン

この漫画は本当にすごい。巻を追うごとに福祉の広い領域をカバーしていき、コロナ禍という時事も描きつつ、今巻ではついに災害福祉にまで行き着いた。前半は、11巻までの事件の顛末が語られる。そこでは、事件も日常も終わらずに続いている様子が語られる。この漫画のこういうところがリアルで好きだ。警察に捕まって終わりじゃない。支援に繋がって終わりじゃない。だって私たちの生活は続いているから。そして、災害。炙り出される福祉ニーズ。これまで携わってきた多くの人々が等しく災害に遭う。ああ、なんて面白く素晴らしい作品だろう。

2023/09/12

lily

貧困ビジネス編、完結。角間さんは中度の知的障害があり行政の支援から零れ落ちたまま、ホームレスと生活保護を行き来していた。アメリカで始まった「ハウジング・ファースト」は段階的にアパート入居へつなげるのではなく、まず第一に住まいを確保するという取り組み。短期的な資金や刹那的な食糧援助ではなく、生きる拠点であり、居場所を確保するということが就労につながり人生を営むことにつながるという指摘には首肯した。一段落したと思ったら次は台風災害と引きこもり。厳しい話になりそうだが次巻も楽しみ。

2023/09/07

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